互換インクは信用ならん

プリンター用のインクに『互換品』や『リサイクル品』があります。
さて、プリンターのインクに何の性能も品質も求めていないユーザはいいですけど、
私のように、性能や品質を求めているユーザは、
信用ならんので、使えないんですよね、純正品じゃないと。

どういう事なのか知らない人も多いと思いますが、
プリンターメーカーは長い年月を掛けて、インクの性能と品質を高めてきました。
当然、それなりの開発費を投入しているのですから、高価なものになりがちです。
対して、『互換品』や『リサイクル品』を提供しているメーカーは、
安く売る事に主眼を置いているので、
開発費にコストを掛けません。
つまり、
性能と品質が全く違ってもおかしくないのです。

では、
プリンターのインクの性能と品質とは、具体的にどのようなことなのか。
まず、色の再現性ですね。
例えば、「赤」は鮮明な正しい「赤」として印刷されなくてはなりません。
なんとなく「赤っぽい」色ならいいや、というわけにはいきません。
(近似色で充分だというユーザもいるだろうが)

次に、退色に対する耐性ですね。
どんなインクも、長い年月が経過すれば、
全く色褪せない、全く変色しない、というものではありませんが、
より長く維持する性能や、
より過酷な環境(太陽光に当たるとか湿気や乾燥など)でも、
その色を維持できる性能を追求されるものなのです。

それから、耐水性。
私はこれを最も重要視しています。
というのも、印刷したものが、
ちょっとした汗や湿気で滲んでしまったりしては都合が悪いのです。
外出中に突発的に雨に降られて、読めなくなってしまっては困るのです。
飲み物をこぼすのは勿論、冷たい飲み物に結露した雫で滲んでしまっては困るのです。
なので、
プリンターを購入する時には、
この性能を重要視して選択します。
すると、圧倒的にエプソンの顔料系インクが強いのです。
他のメーカーに比べて、圧倒的に強い、そのインクの性能を、
後発メーカーで安売りを信条としている企業が実現しているとは到底思えません。
彼らの言う『互換』は、カートリッジの形状が同じで動作するというだけであって、
インクそのものの性能や品質が同等ではないのです。
『リサイクル品』も同じ事です。
カートリッジこそ純正品を使いまわしているというだけであって、
中に充填したインクは、純正品のそれとは性能や品質が同等な筈がありません。
老舗の競合メーカーですら、エプソンの耐水性には及ばないのに、
開発にコストを掛けていないインクが、敵う筈がありません。

もし、万一、敵うほどの同等の性能や品質を実現したのであれば、
それは大きなニュースになるでしょうし、
互換品メーカーは、大々的に宣伝するでしょうね。
互換品メーカーが、その性能や品質を宣伝しないのにはわけがあるという事です。

更に、
インクの流動性や顔料の粒子の細かさなど、
プリンターヘッドを目詰まりしやすくしてしまう、低性能もありうります。

これらの理由から、
私は、プリンター用インクの『互換品』や『リサイクル品』は全く信用していません。
とはいえ、コストはやはり抑えたいのでどうするかというと、
ネットやリサイクルショップなどでで安く売っている『純正品』を購入します。
古くなったものや、箱や外装に難があるものが、安く売っています。
あまり程度の酷いものは駄目ですが、少々の事なら中身に問題はありません。

使う方は、
プリンター用インクの『互換品』や『リサイクル品』は、
そういうものだと理解の上でご利用下さい。




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