古いMacを使って自宅サーバーを構築/その11

前回の
古いMacを使って自宅サーバーを構築/その10 旧Wikiから新Wikiにデータを移動
の続きなので、既に
Ubuntu 16.04 LTS (Desktop)でweb上に公開できているという前提で話を進めます。

(<概要>(もくじ)はこちら)


  1. “.htacess”を有効にして404エラー用のページを用意する
    1. “.htacess”を有効にする
      • Ubuntu 16.04.5 LTS (Desktop)では、
        デフォルトで“.htacess”が無効になっていますので、
        有効にしてやらないと、404エラーが回避できません。
      1. 「端末」アプリで、以下のコマンドを実行します。
        $ sudo /usr/sbin/a2enmod rewrite
        $ sudo service apache2 restart
      2. /etc/apache2/apache2.confの一部を書き換えます。
        $ sudo gedit /etc/apache2/apache2.conf
        テキストエディターが開きますので、
        以下のような部分を探してください。
        <Directory /var/www/>
        	Options Indexes FollowSymLinks
        	AllowOverride None
        	Require all granted
        </Directory>
        ↓このうちの一行を「#」を記入してコメントアウトします。
        <Directory /var/www/>
        	Options Indexes FollowSymLinks
        #	AllowOverride None
        	Require all granted
        </Directory>
        ↓一行書き加えます。
        <Directory /var/www/>
        	Options Indexes FollowSymLinks
        #	AllowOverride None
                AllowOverride All
        	Require all granted
        </Directory>
        そうしたら、保存してファイルを閉じて下さい。
      3. もう一度、Apacheを再起動します。
        $ sudo service apache2 restart
        これで、“.htacess”が有効になりました。
    2. 404エラー用のページを用意する
      • 場所はどこでも構いませんが、ルートディレクトリに用意します。
        (デフォルトの/var/www/html)
        ファイル名は一例として「404.html」にしておきます。
      1. $ sudo gedit /var/www/html/404.html
        テキストエディターが白紙で開く筈ですから、
        以下のように記述して下さい。(あくまで一例)
        <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=UTF-8">
        URLが変更になりました。
        過去の「wiki.mac-in.net」は、このページを開きます。
        新しいURLは「<a href="http://ndwiki.mac-in.net/ndwiki/">http://ndwiki.mac-in.net/ndwiki/</a>」になります。
        お手数ですがブックマーク等の変更をおねがいします。
        by Wiki管理人
        そして、保存してファイルを閉じます。
    3. “.htacess”を記述する
      • 名称の頭文字が「.」(ピリオド)のファイルは、
        システム的に特殊なファイルで不可視になります。
        「ファイル」アプリでは単純に見れません。
      • 他所の記事では、「htacess」で作って後から、
        「.htacess」に名称を変更するやり方を案内しているようですが、
        ここでは、いきなり「.htacess」でファイルを開きます。
      1. まず、ルートディレクトリに「.htacess」が無い事を確かめます。
        (デフォルトでは存在しない)
        $ ls -a /var/www/html
        (オプション「-a」は、不可視ファイルも表示する)
      2. 新規に「.htacess」を作成します。
        $ sudo gedit /var/www/html/.htacess
      3. テキストエディターが白紙で開きますから、
        以下のように記述して下さい。
        ErrorDocument 404 /404.html
        そして、保存してファイルを閉じます。
        これで、存在しないファイルやディレクトリを開こうとすると、
        404.htmlのページが表示されるようになりました。
      4. 存在しない筈のファイルやディレクトリを
        ブラウザで開いて確認してみて下さい。

次回予告「その12 画像などのファイルをアップロードできるようにする



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