3Dプリンター買ってみたけれど…

3Dプリンター買ってしまいました。
小さいやつですけれど。

先に言っておくと、購入するのはまだこれからだという人は、
XYZprinting」の3Dプリンターはやめた方がいいです。


ついうっかりとポチってしまった

mohamed HassanによるPixabayからの画像

前々から、3Dプリンターは欲しかったのですよ。
だけど、資金的な面でも、設置スペースの面でも難しいのが現状で、
躊躇していたんですね。ずっと。

それで、どうしても3Dプリンターで出力する必要がある時は、
DMM.make」を使ってたんです。
クリエイターズマーケット」に
アトリエ・トリガ DMM支店」というショップも出しているんですよ、私。

でも、ある日のこと。 Amazonを眺めてたら、たまたま
3Dプリンターのひとつ「ダヴィンチ nano ホワイト」が
タイムセールやってたのが目に止まったんですね。
それで一応、元の価格とかは調べました。
メーカー直営ショップで、27,800円(税抜き)⇒30,580(税込み)。 Amazonで27,000円台(税込み)が、タイムセールで21,800円(税込み)。

兄弟機でWi-Fi対応のものもありましたけれど、「無しでいいや」と思って…
「あれ?」という間にポチってしまいました。

まあ、この時点では後悔はしてなかったのですよ。


最初っから何も印刷できない

Amanda ElizabethによるPixabayからの画像

DMM.make」で使っていた3Dデータはいくつかありましたので、
そのうちのひとつを印刷してみようとしたところ…
何も出ないんですよ。
ヘッドは音を立てて動き回っていますが、
材料が出力されてこないので、虚しく空を舞っているだけなんですね。
「おかしいな」と思い、ガイドを読み直したり、出力し直してみたり、
試行錯誤を続けていると、材料をヘッドに送る管「ガイドチューブ」が外れて
材料が空を舞っているのです。
「ガイドチューブ」の差し込みが甘かったのかとも思い、
しっかりと差し込み直してみましたが、出力を開始すると
また外れて材料が空を舞うのです。
何度やり直しても駄目なんですね。


サポートが貧弱

PixalineによるPixabayからの画像

それで仕方がないので、サポートに連絡してみようと思いました。
ところが、ガイドにも保証書にもそれらしき記載が見当たらないのですよ。
嫌な予感がしながらも、メーカーのサイトを開き、問い合わせ先を探すと、
一番上に「カスタマーサポート」というのがあったのでクリック。
すると、いくつかの選択肢のあるページが表示されましたので、
その中から「修理、不都合に関するお問い合わせ」をクリック。
ページがスクロールして、「製品型番を選択してください」と表示されているので、
「3D プリンター」をクリック。
そうしたら、ログインを求める画面に推移したんですね。
出ましたよ。登録者以外は問い合わせを受け付けないという〝姿勢〟ですよ。
これ、購入前の人ならこの画面で気が変わったり、心折れたりして、
買う気が失せる事もあるんですよね。
つまりは売上の「機会損失」なのですよ。
それに気付かないのは、消費者目線ではないからであり、
消費者心理が全く理解できていないからですよ。
「ああ、駄目な企業の商品買っちゃったんだなあ」と思いましたね。
「そりゃあ、新品でも最初っからまともに使い物にならない商品も売るわな」と
後悔が始まりました。

S KによるPixabayからの画像

ここで匙を投げれば丸損です。
嫌々ながらも会員登録を済ませ、気を取り直して再度同じページに。
すると、「新規お問い合わせを作成する」という表示が出たんですね。
「あ、掲示板型のお問い合わせか」と思い、レスポンスの悪さを想像して一旦はスルー。
他の方法がないのか探してみます。
ページの下の方にあったカスタマーサポートの「お問い合わせ」をクリックしてみるも、
先ほどと同じページが出るだけ。
一番下の「お問い合わせ」をクリックしたら、違うページが出てきました。
ですが、これはメールフォームですね。
掲示板型と大差ありません。
テクニカルサポート(購入後)」をクリックしても、
最初の掲示板型のベージが出るだけでした。

一応、「会社概要」も見てみましたが、連絡先は記載されておらず。
「なんか、嫌な企業の商品買っちゃったなあ…」と後悔は膨らみます。
不安が拭えないものの、仕方がないので、
先の掲示板型のお問い合わせフォームに状況を書き込んでみました。


意外とまともな方かも

OpenIconsによるPixabayからの画像

不安なまま翌日を迎えると、夕刻に返答がありました。
レスポンスが遅いんじゃないと不安に思っていましたが、それは杞憂だったようです。
まあ、本当は昨日の内にリアルタイムで何らかの返答が欲しかったのですけれどね。
さて、少し驚いたのが、こちらの言い分をそのまま確かめもせず、
交換用のパーツを送るというのです。

元のガイドチューブの径をノギスで測ってみたところ、3.8mmしかなかったのですよ。
一般的に売られているチューブは、切のいい4.0mmであって、
3.8mmなんて中途半端な径のチューブは特注だとも思われます。
この「ダヴィンチnanoホワイト」はエントリーモデルであり、
廉価に作られているはずなので、
わざわざ既製品と違う規格のものを作って使っているというのは考えづらいのですね。
おそらく、本当は4.0mmあるのが正しいのだろうと思い、
手元にあった別のチューブで径4.0mmのものを差し込んでみました。
すると、しっかりと食いつき引っ張っても容易に抜けません。
理由はわかりませんが、4.0mmのはずが3.8mmしかなかったので、容易に外れてしまって
材料が押し出されなくなってしまい、何も出力されなかったのでしょう。

4.0mmのはずが3.8mmしかない理由はいくつか想像はできますが、
XYZprinting」では既に把握していて、
何件か上がってきている同じ状況だったと考えれば、
確認もせずにすぐに交換用パーツを送ってくれるのにも合点がいきます。
ある意味、不良品だったわけですね。


中華人民の文化

OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

結局、交換用のパーツは、こちらの住所などを送信したその翌日に発送したようで、
その連絡もありましたし、更に翌日に届きました。
今回の件についての対応は早いわけです。

この一連の流れを見て、そこでふと思ったのが「中国系みたいだな」ということです。
それで「XYZprinting」のサイトをよくよく見てみれば、
どうやら台湾系の企業みたいですね。
中華人民なわけです。
彼らの文化的には、日本とは違い、部品の仕入れや製造中、出荷前に厳正な検査をして品質を高めるようなことをしません。
なぜなら、コストが掛かってしまい、商品価格に影響が出るからです。
その代わり、「一定量の不良品は出て当たり前」というスタンスです。
なので、消費者から苦情が入ると、
ろくに事実確認もせずに代わりの品をすぐに送ってくるのです。
不良品に当たる可能性は高くなり、当たった消費者はたまったものではありませんが、
その方が商品価格を低くできるのだそうです。
それに、中華人民は、素早く代わりの品が送られてくれば
満足してしまう人が多いのだそうです。

逆に、日本企業は、不良品に当たる可能性はぐっと低いですが、
商品価格が低くならず、一旦トラブルになると、事実確認やら調査やらを経てから、
変わりの品を送ったり、修理したりするので、日数がやたらかかります。
一週間で解決すればいいほうでしょう。

どちらが優れているかではなく、文化の違いであって「個性」の違いです。
今回の件は、日本系の対応ではなく、中国系の対応で、結果的には良かったです。
すぐに交換用のパーツは手に入りましたし、
交換したらちゃんと出力されるようになりました。
それに、「ガイドチューブセット」だけでも購入すれば、4,400円(税込み)するのに、
7,128円(税込み)もする「エクストルーダー」まで送ってきたのです。
合計11,528円分のパーツです。気前がいいですね。


掲示板型だがレスポンスは悪くない、けど…

200 DegreesによるPixabayからの画像

例の掲示板型のサポートですが、その後もいくつか問い合わせをしました。
不安に思っていたほど遅くもなく、殆ど次の日には何かしらの返答がありました。

ただ、たまに話が通じてないと言うか、「よく読め」と思ってしまう事がありましたね。
日本語でやりとりしていますが、サポートのスタッフは日本人じゃないのかもしれません。
サポートはやはり日本系の手厚い企業にはおよびませんね。


アコギな商売

Joseph V MによるPixabayからの画像

さて、3Dプリンターというものは、材料がなければ何も出力できません。
つまり、使う都度に材料を消費し、購入するわけですが、
この「XYZprinting」の3Dプリンターは、専用の材料しか使えず、
競合他社のものや非純正のものが使えないように作られているのです。
故障やトラブルなどを軽減できるというメリットはありますが、
ユーザとしては不便です。
せめて、メーカー保証期間中は純正品を使わないと対象外になるとかにして欲しいですね。
ユーザに選択の自由を与えてほしいのです。

しかも、その材料が割高なんですよ。
他の廉価な材料は1kgで税込み3,000円台で手に入るのに対して、
純正品は600gで税込み4,000円以上もするのです。

それから、いくつかのパーツは使用すると消耗していくので、
ある程度の頻度で交換しなくてはならないのですが、
ノズルヘッドだけを交換できない仕様になっていて、
「エクストルーダー」と一体化されていて、容易に分解できないようになっているのです。
そして交換の際は、その「エクストルーダー」ごと丸っと交換しなくてはならない上、
7,128円(税込み)もするのです。

ちょっと、「アコギな商売」やってるなと思いますね。


ユーザの視点で設計されていない

サポートも体制もそうなのですが、この「ダヴィンチnanoホワイト」は、
使う人の目線がわかっていないと思われる節がいくつかあります。
ちょっと、他の人にはおすすめできない商品ですね。

電源スイッチの位置

OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

電源スイッチが本体の背面にあり、
そこまで腕を回さないと電源のオンオフができないので面倒さを感じますし、
腕を入れる分のスペースが、接地面積とは別に要ることになります。
商品の見た目やカタログスペックよりも多くのスペースを使うということです。

更に、材料のリールを先にセットすると、
それが邪魔になり電源スイッチの操作がしづらくなります。
つまり、電源を入れてから材料のリールをセットした方がいいということで、
これも不満を高めるポイントになっています。


材料セットの位置

13smokによるPixabayからの画像

材料のリールもセットする位置が本体背面なのですが、
これも腕を回さないといけないですし、セット(ロード)する際は、
片手では中々上手くできないので、両腕を使いたくなります。
結果、両腕を背面に回すスペースが必要になってしまうわけです。

そして何と言っても、材料の残り具合や解け具合が目視できなくなるという事です。
それを目視できるようにするためには、
背面を覗き込むために自分の頭が入るスペースまで必要になってしまいます。

これは初めて3Dプリンターを購入する人は、前もって気づきづらいことなので、
とても「エントリーモデル」という設計ではないと言えます。


状態を知らせるLED

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

3Dプリンターの現在の動作などの状態を表すLEDは、ボタンになっていて
状況に応じて押すことになるのですが、
このLEDボタンが前面にあって、電源ボタンが背面にあるため、
最初はそれと気付かず、電源をいれようとLEDボタンを押していました。
当然(?)、電源が入るわけもなく、そこでまず初っ端から躓いてしまったのです。
こういうところも、「エントリーモデル」とは言い難い設計です。

そして、このLEDボタン、状況により色が変わったり点滅したりするのですが、
出力中にエラーを表示して動作が止まってしまったのですよ。
ガイドには、
>一回軽く押しましたら橙点灯になり、ソフトウェアの表示に従い問題を排除します。
>ソフトウェアの表示に従い問題を確認するか、電源をオフにします。
>「XYZprint」ソフトウェア表示にご参照ください。
だとか記載がありますが、パソコンの画面にはそれらしき表示が見当たらないのですよ。
仕方がないので、LEDボタンを1回軽く押してやると、
ノズルヘッドが定位置に戻ってLEDは
>タスク完了 / キャンセル完了
を示すではありませんか。「なにそれ」ですよ。
「途中まで出力されたものはどうするの?」ってゴミですよ。
それでなくとも割高な材料なのに。
で、エラーを吐いた原因がまるで分からないから、
そのままもう一度出力してみるしかないわけです。
ええ、そうですとも。ゴミを立て続けに作ってしまうわけです。


ソフトウェアの表示が分かりづらい

OpenClipart-VectorsによるPixabayからの画像

エラーを吐いてゴミばかり作っても仕方がないので、別のモデルに変えてみました。
するとちゃんと出力されたので、先の3Dデータに起因するエラーだと思われますが、
それが何なのか皆目検討がつかないのですよ。
それでも、出力ができる3Dデータもあるので、色々と出力してみました。

そうこうしている内に、細かく設定を変えられることに気づいたのですが、
これも分かりづらいところにボタン(文字列)があるのですよ。
ソフトウェア自体の設定ボタンとは別に、
3Dデータを準備(スライス)すると出てくるボタンをクリックすると、
レイヤーの厚みだったり、材料の送り出し量だったり、色々と設定を変えられるのです。
ですが、当然のようにガイドには全く記載されていません。
とても、エントリーモデルの設計だとは思えませんし、ガイドも不親切すぎます。

そして、色々と弄っている内に気づいたのですが、
「印刷」開始した直後そのままの画面では、リアルタイムな情報は表示されていません。
わざわざ「ダッシュボード」ボタンを押してやらないといけないのです。
とても、エントリーモデルの設計だとは思えませんし、ガイドも不親切すぎます。
そして、その「ダッシュボード」の画面に、先のエラーの状態が表示されるのです。
ユーザの動線を考えられていないわけです。
「印刷」を開始したらその画面にエラーなどのリアルタイムな状況表示をするべきです。


エラーの意味が分かりづらい

さて、そこでエラーを吐いてしまう3Dデータを再度出力してみることにしました。
すると、「ダッシュボード」には「ヘッドがつまりました」と表示されているのですよ。
なので、ヘッドの掃除をしてやったら続きを再開してくれるのかと思いきや、
定位置に戻って、LEDは
>タスク完了 / キャンセル完了
ですよ。
またもや、ゴミを作ってしまったのですね。

出力する直前にノズルの掃除をしてから出力しても、
他の小さな3Dデータが出力できるのを確認してからやっても、
変わらずに途中でエラーを吐くわけですよ。「ノズルがつまりました」と。
おかしいので、そのままノズルの掃除をせずに、
別の3Dデータを出力すると普通に完成するではありませんか。
そこで、少し考えました。
ハードは「ノズルがつまった」と認識している。
これは恐らく、
フィーダーが材料を送ろうとしてもつっかえたように送れないからでしょう。
だが実際にはノズルはつまっていない。とすれば…
ゴミになった途中までの出力物を横からよーく見てみると、
僅かに反り返っているではありませんか。
そうです。出力された部分が冷え固まる際に僅かに縮むのですが、
その力で、僅かに反り返り、本来空いているはずの隙間を塞いでしまう、
つまり、ノズルの口を塞いでしまっていたのです。
このときのエラーは、厳密には、「ノズルがつまった」のではなく、
「ノズルの口が塞がれた」のです。
機械がその違いを判別できないのでしょう。
この答えにたどり着き、「内部充填密度」を下げてやったら
最後まで出力されて完成できました。
そんなこと、とても初心者にはわからんと思うのですが、
これで「エントリーモデル」だと言うのですよ。
驚くばかりですね。
ガイドには微塵も記載はありませんしね。


材料が残っているのに廃棄させる

kalhhによるPixabayからの画像

材料のリールが本体背面にあり、目視しづらいことは既に述べました。
材料の残量は、ソフトウェアの画面に表示されてはいます。
ですが、この残量、実際の残量とは一致していないようです。
センサーか何かで物理的に読み取っているのではなく、
標準量から使用量を差し引くという〝推定計算〟で値を出しているようです。

それだけならいいのですが、残量表示が0になったら
実際には材料が残っていても、印刷ができなくなります。
つまり、残った材料は廃棄するしかなくなるわけです。
サポートに問い合わせたら、0になったら印刷できない仕様なので
新しくお買い求めください、とのことですわ。
実に腹立たしいですね。
その廃棄される材料の分のコストはユーザが払っている代金に含まれているのですよ。
それを廃棄させて、少しでも多く新しいものを消費させようという
その『アコギ』なスタンスが実に腹立たしいですね。

計算上、推定0になっても、そこからマイナス表示にして交換を促せば済むことです。
出力の途中で材料が切れると、当然、ゴミになってしまうわけですから、
残量が少なくなったら、ユーザが使用する量を想定して
足りそうか、足りなさそうか、見当をつけて
そのまま使うなり、交換するなりすればいいことです。
それで失敗して、ゴミになってもメーカーを恨んだりはしないでしょう。
そのゴミは廃棄して、新しい材料をセットするだけの事です。

それをメーカーの設計・仕様で、残り少なくなったら勝手に残量0として
選択の余地を与えずに廃棄させるのは、腹が立ちます。


リセッター

Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

そこで、その残量0問題を回避する方法がないかとググってみましたら
やはりありましたね。
XYZprinting」の材料の残量だけではなく、他の情報も変更できるようです。
「リセッター」と呼ばれ、いくつか売られていました。

ただ、注意したいのは、
この「リセッター」を使って、情報を変更して矛盾が生じる場合、
正常に使えないばかりか、その履歴が残るようです。
すると、万一故障した場合に、保証対象外になる可能性があるという事です。
なので、
「リセッター」を使うのは、メーカー保証が切れてからにした方がいいと思います。
それまでは、残量0になってしまった材料のリールを廃棄せずに
大事に保管しておきましょう。


材料の保管に湿気は厳禁

Dimitri HouttemanによるPixabayからの画像

これは「ダヴィンチnanoホワイト」に限らない話なのですが、
3Dプリンターの「フィラメント」という材料は、湿気によって劣化が進むそうです。
なので、新品の状態では袋の中に乾燥剤が入っているはずです。
残量0になって保管するものもそうですが、使用途中の材料も使わない時間は、
こまめにチャック付きの袋に乾燥剤とともにしまっておいた方が良いです。

「明日もまた使うかもしれないから」と横着をして、毎日セットしたままにしておいたら
見事に劣化して使えなくなってしまったという事例もあるようです。
私は、明日また使うとしても、就寝時はちゃんとしまっておくことにしています。

湿気で劣化すると「フィラメント」は、折れやすくなってしまったり、
加熱する際に水分が激しく蒸発して気泡ができたりしてしまうそうです。
「エクストルーダー」の内部で「フィラメント」は、摂氏200度前後まで加熱されます。
その最、劣化していると焦げてしまい、詰まってしまうこともあるそうです。
下手をすれば、「エクストルーダー」を交換しなくてはならなくなって、
税込み7,128円の出費がかかるかもしれません。


付属のスクレイパーが使えない

出力した造形物を台座(プラットフォーム)から剥がすのに使う
「スクレーパー」が付属しているのだが、これがまたダメダメなのです。
刃先が0.5mmくらいの厚みがあるので、
造形物とプラットフォームテープの間に入らないので、
単に横から押してるだけになってしまいます。

諦めて、別のスクレーパーを購入した方が良いです。
なるべく刃先の薄いものが良いのですが、
金属製だとプラットフォームテープの消耗を早めてしまいますし、
プラスチック製だとやはり上手く入りません。
そこで炭素入り(カーボン)樹脂のものを選ぶと、
その中間くらいで丁度良いです。
幅は、狭すぎても広すぎても使いづらいので、
60mmくらいが良いと思います。
私は「井上工具」の「カーボンはがしヘラ 65mm」をチョイスしました。
なかなか良いですよ。


まとめ

愚痴っぽい話をつらつらと書き連ねてきましたが、
初めて3Dプリンターを購入する際によく調べてから、というのも難しいですが、
XYZprinting」の3Dプリンターは避けた方が懸命です。

「では、おすすめのメーカーは?」と問われると
調べ上げていないので困ってしまうのですが。



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