塗料を攪拌した時の「泡」を綺麗に素早く避ける小技

塗料、使う前に攪拌しますよね。
ところが、攪拌すると泡立ちますよね。
その泡は、塗装する時に邪魔になりますよね。

今回は、その「泡」を綺麗に素早く避ける小技を披露します。


<実際に避ける様子>

実際に避けているところの動画を先に見せます。


<準備>

  • 材料
    • ポリプロピレンのシート
      • シート上の素材も売っていますが、見つけられなかったら
        クリアフォルダーなどを流用しましょう。
  • 道具
    • スケール
      • 寸法を測るのに使います。
      • 今回は、コンベックス型が使いやすいでしょう。
    • カッター
      • 普通のカッターです。
        グリップが太くて握りやすいものが、使いやすくていいです。
      • 私は、百均の「ガワ」に「OLFA」の「特専黒刃」を入れて使っています。
    • カッターガイド
      • カッターで直線を切るのに使うのですが、
        普通の直尺や定規で代用すると、上手く切れないばかりか、
        大変危険なのでやめましょう。
      • 刃の当たる部分がアルミやプラスチックのものは、
        すぐに削れて凸凹になってしまいます。
        ステンレスなどの硬い材質のものが良いでしょう。
      • 指先を怪我から守るガードレール付きのものが望ましいです。
        売り物としては、「タジマ」の「カッターガイド スリム」があります。 が、自作することも可能で、
        【自作】保護付きカッターガイド
        『600mm級の透明カッターガイド』の材料を小分け売り
        で解説しています。
      • 透明の方が、下が透けて見えるので、ミスを低減できて使い易いです。
    • カッターマット
      • 「カッティングマット」とも言いますね。
      • 雑誌やダンボールで代用する人がタマにいますが、
        失敗し易いし、危険なのでやめましょう。
        専用のものを使う事をお勧めします。
      • カッターでものを切る時に、下を傷つけてしまわないように
        敷くものです。
      • 百均でも売っています。

<工程>

  1. と言っても、ポリプロピレンのシートを長方形に切るだけですけどね。
  2. 容器の内寸を図ります。
    底から縁までの高さと、
    口幅(内周を図りたいところだけど難しいので計算で出す)が必要です。
  3. ポリプロピレンのシートを寸法に合わせて切ります。
    • 大まかでいいので、いちいち書き込んだりせず、
      カッターマットに表示されているマス目を使って寸法を測りましょう。
    • 高さは、そのままの数値でいいですね。1cm単位に丸めても構いません。
    • 口幅は、3.14を掛けると円周の長さになります。
      私の経験的には、一周ぐるっと囲むより、2/3位の長さが程良いと思います。
      こちらも、1cm単位に丸めてしまっても大差無いでしょう。
  4. 工程としては、これだけです。
    これで、長方形のシートができました。

<使い方>

  1. 冒頭の動画を見ていただければ、わかると思います。
    まず、長辺が弧を描くように円錐状に丸めます。
  2. 次に、円錐の尖った方を塗料の泡に突っ込みます。
  3. 泡の下の塗料の水面に達したら、容器の内面にシートの両端が添うように
    そうっと放すだけです。
  4. 容器内を埋め尽くしていた泡は傍に寄せられて、
    容器内の大部分が泡の無い状態になります。
    • 泡の集まった部分は少し表面積を奪いますが、そのままにしておきましょう。
    • 刷毛に塗料を付けて、余分な塗料をしごき落とす時は、
      泡の集めてある側でやります。
  5. 使い終わったら(塗装が終わったら)、跳ねないようにそうっと取り出し、
    付着している塗料をゴムベラなどでそぎ落としてやります。(勿体無いので)
  6. 新聞紙の切れ端やキッチンペーパーなどで軽く拭き、それから洗うと、
    水(洗浄液)を節約できますし、環境にも優しいです。
    水性塗料の場合、洗浄した汚水はそのまま下水に流して廃棄していると思いますが、
    塗料を大量に流すと、詰まり易くなります。
    なので、排水は薄い程良く、少ないほど良いのです。


お気に召しましたら、一票(ワンクリック)下さい。ランキングに参加しておりますゆえ。


人気ブログランキング

手作り・DIYランキング

ライフハックランキング