以前、「大型ラックを作成」で作った大型ラック、
電源周りがごちゃごちゃしていたので、もう少しマシにしようと思い、
「壁」を付けてそこに電源タップを固定しようと考えました。
これが今回のお題です。
<完成写真>
<準備>
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材料
- 集成材(600×400×12mm/塗装前の写真撮り忘れ)
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水性ウレタンニス
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普通のニスだと、乾いた後もベタつきが残るので、
ウレタン系のニスを使います。 -
ウレタン系のニスには、油性や二液性があるのですが、
今回は扱いやすい、水性の一液性のものを選択します。 - 写真に写っているのは「和信ペイント」の「水性ウレタンニス」です。
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普通のニスだと、乾いた後もベタつきが残るので、
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タッピングねじ(ステンレス/トラス頭/4×12mm)
- 壁にする集成材を骨組みのアングルに固定するのに使います。
- 材質は、錆びるのを嫌ってステンレスを選択。
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骨組みのジャンボファングルのボルト穴は、
径8mmが想定されているのですが、
流石にその径のタッピングは太すぎると思い、半分にします。 - この径4mmに外径16mmのワッシャーを挟んで保たせる事にします。
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木ねじ(ステンレス/皿頭/3.1×13mm)
- 電源タップを壁にする集成材に固定するのに使います。
- 材質は、錆びるのを嫌ってステンレスを選択。
- 電源タップのねじ穴に丁度合うサイズが径3.1mmでした。
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長さは、集成材の厚みより長いですが、
電源タップのねじ穴部分の厚みが2mmほどあるので、
突き抜けずに済むでしょう。
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ワッシャー(ステンレス/5×16×1.0mm)
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外径12mmだと心許無いので、外径16mmを選択。
すると、内径4mmというのが見つからなかったので、5mmで妥協。
1mmくらい緩みがあっても大丈夫でしょう。
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外径12mmだと心許無いので、外径16mmを選択。
- 電源タップ(取り付け前の写真撮り忘れ)
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道具
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電動サンダー
- 手作業より圧倒的に早いです。
- 吸塵機能付きのものがお勧めです。
- 電動で研磨した後に、手作業で研磨して仕上げる神経質なやり方も。
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写真に写っているのは、「EARTH MAN(高儀)」の
「吸じん オービタルサンダー SD-100SC」です。
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研磨紙(空研ぎ#400)
- #320くらいでも良いようですが、私は#400を好みます。
- 銘柄は「三共理化学」のものを特に好みます。
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対象物が材木なので「空研ぎ」を使います。
水に浸しながら使う耐水ペーパー使うと、材木が反り返ってしまいます。
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ボロ布(ウエス)
- 研磨後に集成材を乾拭きして、残った粉を払います。
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新聞紙など
- 塗装の際、垂れてもいいように床などを養生します。
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ブロック
- 塗装する際の台にします。
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コンクリート製の方が重くて安定するのですが、
私は発泡スチロール製のものをよく使います。
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水の入ったペットボトル
- 側面を塗装する際、集成材を「立たせる」のに使用します。
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刷毛と平筆
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塗装に使います。
広い面と、狭い面で使い分けます。
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塗装に使います。
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水差し
- 私は、ペットボトルを切ったものを流用しています。
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ヘラ
- 塗料を満遍なくかき混ぜるのに使います。
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漏斗
- 塗料を出し入れする際に使います。
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茶漉し
- 塗料を出し入れする際に、固形物を取り除くために使います。
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だしパック
- 茶漉しと共に使います。
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スパチュラ
- 塗料を容器に戻す際に、残滓をかき集めるのに使います。
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両側クリップ(写真撮り忘れ)
- 刷毛、平筆、漏斗などを立たせるのに使います。
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密閉容器
- キッチン用のものを流用します。
- 塗料を使う分だけ取り置きするのに使います。
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蓋無しの普通の容器だと、その都度いちいち戻さなくてはなりませんが、
密閉の蓋をする事によって、
1〜2日くらいなら出しっぱなしにしておけます。
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キッチンペーパーか不織布
- 塗装に使う器具を拭くのに使います。
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センターポンチ
- ねじ穴の中心を印すのに使います。
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ビニルテープ
- ドリル刃に、深さの目安を印すのに使います。
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ドリル刃(径2.0mm)
- 径3.1mmのねじの下穴を空けるのに使います。
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下穴の径の目安は70%です。
3.1×70%=2.17mmですが、近似値の2.0mmを使います。
2.1mmも2.2mmも持っていないので。
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ドリル刃(径2.8mm)
- 径4mmのねじの下穴を空けるのに使います。
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下穴の径の目安は70%です。
4×70%=2.8mmとなります。
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+ビット(#2)
- 電源タップのねじを留める際、ビットは少し長めのものが必要でした。
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電動ドライバドリル
- 手作業でもできますが、電動があった方が圧倒的に効率が良いです。
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掃除機(写真無し)
- 削りカスを掃除するのに使います。
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電動サンダー
<工程>
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今回は、切断は無しでそのままのサイズで使用します。
- 集成材を取り付け位置に合わせてみます。
- もし不都合があれば、切断するなどの加工が必要になるでしょう。
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集成材を塗装する下準備をします。
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集成材の六面全てを研磨して下地を整えます。
- 一般的には#320〜#400くらいの番目を使うようです。
- 面取りもやっておくと、手触りが良くなります。
- 集成材に付着している削りカスを、ボロ布などで乾拭きして取り除きます。
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私の場合、工作室が塗装室とバスルーム兼務なので、一度掃除機で掃除します。
更にシャワーで洗い流して、埃を出来るだけ除去します。
その後、一晩バスルームを乾燥させます。 - 塗料が垂れてもいいように、新聞紙などで、床などを養生します。
- 塗料は使う前に、底の方からよくかき混ぜて満遍なくします。
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塗料は、使う分だけ別の容器に取り出して、元の容器はすぐに蓋をするのが
通常のやり方です。
取り出す側の容器には、キッチン用の密閉容器を流用します。 - 水差しに水を準備しておきます。
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水性塗料を使う際は、
刷毛や平筆は、塗料を付ける前に一度水に浸し、
キッチンペーパーなどで余分な水分を搾り取ってやります。
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集成材の六面全てを研磨して下地を整えます。
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集成材を塗装します。
- 刷毛や平筆で塗装します。
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上を向いている面だけ塗って、側面はまだ塗りません。
側面に垂れた塗料は平筆で取り除きましょう。-
この時、平筆に塗料が染み込んでいて垂れた塗料を吸い取れない場合、
キッチンペーパーなどでその平筆に含んでいる塗料を
搾り取ってやると、上手く吸いとれるようになります。
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この時、平筆に塗料が染み込んでいて垂れた塗料を吸い取れない場合、
- 上を向いている面を塗ったら、乾燥させます。
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次に、側面を塗りたいのでそれを上向きにします。
板を立てる事になりますので、
ブロックと水の入ったペットボトルで上手く挟んでやると良いです。 -
以下同様に、六面全てを塗ります。
これだけで1日掛かりになってしまいます。 -
二度塗りする前に、乾いた表面を手で撫でてみて、
ざらつきのある部分は軽く研磨紙を当てて均してやります。
そうする事によって、最終的な仕上がりが綺麗になります。-
この時、角は削れてしまいやすいので、
地が出てしまわないように注意してください。
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この時、角は削れてしまいやすいので、
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二度塗りも、先のような手順でやります。
これで更に一日掛かりになってしまいます。 -
仕上がりに不満がなければ、二度塗りで十分なのですが、
私は今回、まだざらつきがあったので、三度塗りをしました。
これで更に一日掛かりになってしまいますね。(;´Д`A
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アングルに取り付け用のねじの下穴を空けます。
- 塗装が乾燥した集成材を、取り付け位置に合わせます。
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アングルの穴に合わせて、下穴を空ける位置に
センターポンチで凹みをつけます。 -
集成材を一旦平らな場所に移して、下穴を開けます。
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無理な姿勢で穴を空けると曲がってしまいがちなので、
それを避ける為です。
真っ直ぐに空けられるのであれば、取り付け位置でやっても構いません。 - 下穴の深さは、ねじの長さだけではなく、 アングルの厚みとワッシャーの厚みを計算に入れて下さい。
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無理な姿勢で穴を空けると曲がってしまいがちなので、
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電源タップを取り付けます。
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まず、取り付ける位置を決めます。
今回は、寸法を計らずに目分量で決めました。 -
取り付け位置が決まったら、ずれないようにしっかりと押さえたまま、
ねじ穴の位置にセンターポンチで凹みをつけます。 -
一度、電源タップを退かせてもいいですし、
そのまま押さえてやっても構いません。- 下穴の深さは、電源タップのねじ穴部分の厚みを計算に入れて下さい。
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ねじで電源タップを集成材に留めます。
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この時、行成ねじを最後まで締め付けないで、
緩めにしておき、全てのねじを差してから、
順に締め切るようにします。
こうする事によって、位置の微調整が利きます。
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この時、行成ねじを最後まで締め付けないで、
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まず、取り付ける位置を決めます。
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電源タップを取り付けた集成材をアングルに取り付けます。
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既に空けてある下穴の位置を合わせ、ワッシャーを入れてねじで留めます。
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この時、行成ねじを最後まで締め付けないで、
緩めにしておき、全てのねじを差してから、
順に締め切るようにします。
こうする事によって、位置の微調整が利きます。
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この時、行成ねじを最後まで締め付けないで、
-
既に空けてある下穴の位置を合わせ、ワッシャーを入れてねじで留めます。
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これで完成です。
電源タップのプラグをコンセント(私の場合はUPS)に差し込んで、
各機器のプラグを差し込んで問題なく動作するか確認します。
<完成>
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