古いMacを使って自宅サーバーを構築/その10

前回の
古いMacを使って自宅サーバーを構築/その9 外部から実際に攻撃を受けてみる
の続きなので、既に
Ubuntu 16.04 LTS (Desktop)でweb上に公開できているという前提で話を進めます。

(<概要>(もくじ)はこちら)


  1. 旧Wikiから新Wikiにデータを移動
    1. 旧Wikiから、データを書き出します。
      1. 古いMediaWiki(ndwiki)をブラウザで開きます。 (外から開く場合は、「localhost」ではなく、ドメインかグローバルIPアドレスに)
      2. 左側のサイドバーから「特別ページ」をクリックします。
      3. 「ページの一覧」の「全ページ」をクリックします。
        すると、現在投稿されている全てのタイトルが表示されますから、
        移動したいものをコピー(選択状態にして[command]+[C]キー)します。
      4. 左側のサイドバーから「特別ページ」をクリックします。
      5. 「ページツール」にある「ページの書き出し」をクリックします。
      6. 「手動でページを追加」欄に
        先ほどコピーしたタイトルをペーストします。
        他の項目も必要なら変えてください。
        よければ、「書き出し」ボタンをクリックします。
      7. 確認ダイアログが表示されますので、ファイルを保存します。
        すると、「ダウンロード」フォルダに.xmlファイルができます。
      8. その.xmlファイルを使いますので、
        新しいシステムの方で扱えるように移動します。
        (移動方法は、ファイル共有でもメール添付でもUSBメモリでも)
    2. 新Wikiに、データを取り込みます。
      1. 新しいMediaWiki(ndwiki)をブラウザで開きます。 (外から開く場合は、「localhost」ではなく、ドメインかグローバルIPアドレスに)
      2. 左側のサイドバーから「特別ページ」をクリックします。
      3. 「ページツール」にある「ページデータの取り込み」をクリックします。
      4. すると「ページデータの取り込み」ウインドウでが表示されますので、
        「ファイル名:」の「参照」をクリックしてください。
      5. すると、ファイルの選択になりますので、
        先ほど得た.xmlファイルを選択し、「開く」ボタンをクリックします。
      6. 元のウインドウに戻りますので、
        「インターウィキ接頭辞:」に接頭辞を入力します。
        (私は、「接頭辞」は「ndwiki_」にしました、アンダーバー「_」を後尾に付けておいた方が後で探すときに分かりやすいです)
      7. 他の項目も必要であれば入力します。
      8. 「ファイルをアップロード」をクリックします。
        • ここで、「アップロードできるサイズを超えています。」と
          エラーが表示される場合は、この先の
          「アップロードできるサイズの上限を変更する」を参照して下さい。
    • アップロードできるサイズの上限を変更する
      • デフォルトでは、アップロードできるサイズの上限は「2M」の筈です。
        大きなファイルも扱えるように、これを変更します。
      1. 操作は、「端末」アプリからやりますので起動します。
      2. 以下のコマンドを実行します。
        (「7.0」の部分は、PHPのバージョンによる)
        $ sudo gedit /etc/php/7.0/apache2/php.ini
      3. すると、テキストエディターで設定ファイルが開きますので、
        以下の部分を変更します。(数値を必要に応じて変える)
        upload_max_filesize = 2M
        ↓
        upload_max_filesize = 16M
        これで、上限が16Mになるかと思いきや、8Mにしかなりません。
        次の制限に影響されるからです。
      4. 8Mを超えたい場合は、以下の部分も変更する必要があります。
        post_max_size = 8M
        ↓
        post_max_size = 32M
        更に、128Mを超える場合は、次の制限に影響を受けます。
      5. 128Mを超えたい場合は、以下の部分も変更する必要があります。
        memory_limit = 128M
        ↓
        memory_limit = 256M
        この三つの設定の関係は、
        memory_limit ≥ post_max_size ≥ upload_max_filesize
        となります。
      6. 設定を弄ったら、Apacheの再起動をします。
        $ sudo service apache2 restart
      7. 設定が反映されているか確認します。
        その2/環境を構築」で作ったinfo.phpを表示します。 以下のようになっていれば完了です。

次回予告「その11 “.htacess”を有効にして404エラー用のページを用意する



お気に召しましたら、一票(ワンクリック)下さい。ランキングに参加しておりますゆえ。


人気ブログランキング

Macランキング

ウェブデザインランキング



Views: 0

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。