Boot Campの不都合(バグ)

先日、Boot CampでWindows10をMacに入れようとしたら、
不都合に遭遇して先に進めなくなってしまったお話を備忘録がてら記事にします。


症状と対策

結果を先に書いてしまいますが、以下の対策で先に進めるようになり、
Boot Campアシスタントで、無事にWindows10をインストールできました。
【対策】

  1. Time Machineのバックアップ先の外付けディスクをアンマウントしケーブルも外す。
  2. 他にもAPFSのディスクがあれば、起動ディスク以外全部外してから、USBメモリを刺す。
  3. ディスクユーティリティでUSBメモリを初期化する。GUIDパーティションマップのMac OS 拡張 (ジャーナリング)でもOK。
  4. Boot Campアシスタントを起動する。この順番でなく、先にBoot Campアシスタントが起動していると解決できない。

【症状】

  • Boot CampアシスタントでのUSBメモリを選択する画面で、Time Machine用のAPFSディスクが表示されているだけで、刺しているUSBメモリが表示されない。
  • 本来であれば、USBメモリはマスター・ブート・レコードのFATだと思われるが、表示されないので他の形式を試みた。
  • フォーマットとパーティションマップを変えて全てのパターンを試みたが、APFSしか表示されない。
  • APFSのUSBメモリを選択し先に進むと「起動可能なUSBドライブを作成できませんでした。Boot Campをインストールできませんでした。」と表示され、それ以上先に進めない。
  • 念の為、USBメモリを他の個体に変えてみた。3本試してみたが結果は同じ。
  • Time Machineの自動作成をオフにしてやってみたが結果は同じ。

【環境】

  • MacBook Air (11-inch, Early 2015)
  • MacOS Monterey 12.6.6
  • App Store、ソフトウェアアップデート、共にアップデータは無し

以前に3回ほど成功している

以前に、同じようにBoot CampでMacにWindowsを入れる事は3回ほどやった事があって、
特に問題なく成功しているので、今回ハマってしまうとは思いも寄らず。

色々と条件を変えながらやってみましたが先に進まず苦悩していました。
ググっても解決につながらず。
結局、ダメ元でAppleのカスタマーサポートに頼ってみる事にしました。

余談ですが、以前のAppleカスタマーサポートは、保証期限の切れている個体の場合、
冷たくあしらわれて追い払われる傾向がありました。
なので、今回も冷たい対応をとられたら
「バグじゃないんですか、これ」と食い下がるつもりでいました。
しかし今回は、そんな事はなく、丁寧に対応して頂けました。

スタッフも即解決には導けず、試行錯誤をしながら、やっと解決へと導かれました。


バグだな、やはり

過去にやった時は、3回ともスムーズに完了していたので、
おそらく、今回の環境によって発生するバグなのだと思われます。
MacOS MontereyでのTime Machine用ディスクは、APFSでフォーマットされています。
そして、それが繋がっていると、Boot Campアシスタントに
そのTime Machine用ディスクが表示されますが、
この時、それと同じAPFSじゃないと表示されなくなるのでしょう。
そして、Boot Campアシスタントによって、
選択したUSBメモリは初期化フォーマットされるはずなのに、
APFSだとできないという状態になるのも含めて、二重にバグっていると推察されます。

過去に古いバージョンのmacOSでやった時は難なく成功しているので、
この症状が発生するのはMacOS Montereyだけかもしれませんし、
APFSのディスクを繋いでいると発生するのかもしれません。
あるいは、その両方の条件が揃った時だけ発生するのかもしれません。



お気に召しましたら、一票(ワンクリック)下さい。ランキングに参加しておりますゆえ。


人気ブログランキング
Macランキング
Macランキング



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。