「校正」を補正するためのモデル – 3Dプリンター How-to

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XYZprinting」の3Dプリンター「ダヴィンチ nano ホワイト」は、「校正」という操作が要ります。
しかも、メーカー側の言うには、出力直前に毎回やれとの事。
面倒で仕方ないのですがね。
毎回やれというなら、自動でやればいいじゃないか。( º言º)
他のメーカーの機種では自動でやってくれるものがありますよ。
しかも、「ダヴィンチ nano ホワイト」では、調整を手作業でやるのですよ。
他メーカーでは、その調整も含めて自動でやってくれる機種があるというのに。
ダヴィンチ nano ホワイト」は廉価な機種なのでそういうところを省いているんでしょうね。


校正をやってもずれている

さてさて、困った事に「校正」をやっても、ヘッドに対して水平になりきらないのですよ。
最大0.5mmくらいの誤差があるんですね。
そういうところもコストダウンの賜物なのでしょうかね。(− −#

仕方ないので、手作業で「校正」をする方法を考えました。
なお、メーカー側の言い分に反して、毎回「校正」する必要はありません。
必要があるのは、プラットフォームを交換した時、プラットフォームテープを張り替えた時くらいです。


より正確に校正する

とは言え、手作業で完璧にするのは難しいので、どこかで妥協する必要はあるでしょう。
Z軸が0.5mmくらいずれていても気にしないのであれば、
機械的な「校正」だけで充分でしょう。

私は、誤差を0.1mm未満にしたい場面があったので、その精度を出す方法を考えました。
まず、機械的に「XYZ print」で「校正」します。
次に、Z軸(高さ)を正しくした3Dモデルデータを用意します。
(後述でその3Dモデルデータをダウンロードできる)
「正しい」というのは、
「レイヤーの高さ」の倍数に「一層目レイヤーの高さ」を足した高さにする事です。
ダヴィンチ nano ホワイト」の「XYZ print」は、
3Dデータ通りになるように自動的に高さを丸めてくれません。
例えば、3Dモデルデータが高さ2.00mmの場合、「XYZ print」の設定が
「レイヤーの高さ」0.20mm
「一層目レイヤーの高さ」0.35mm
の場合、出力結果は、1.95mmにしかなりません。
3Dモデルデータの高さを超えないように「切り捨て」をやらかすのです。
なので、
「レイヤーの高さ」0.20mm
「一層目レイヤーの高さ」0.35mm
でやるなら、3Dモデルデータの高さは、1.95mmとかの割り切れる数値にしなくてはなりません。
そうすると、ややこしくなって間違いの元ですから、
もっと計算しやすい数値にしてやります。
例えば、3Dモデルデータの高さは、2.0mmにして、設定を
「レイヤーの高さ」0.20mm
「一層目レイヤーの高さ」0.40mm
にしてやります。
すると、0.40mmは0.20mmの丁度2倍なので、高さ2.0mmなら単純に0.20mmの10倍になります。
(この時のレイヤー数は10枚ではなく9枚になる)
そして、それを出力して「ノギス」で高さを測って調整すれば良いのです。

モデルはコピーして3つにします。
配置は、3方の調整ねじの方角に寄せます。

3方に配置して出力したものの高さをそれぞれ「ノギス」で測って、
2.00mmになるように調整すればいいのです。
この時、2.00mmに足りない場合は、
プラットフォームが上がり過ぎているので、下げる方向にねじのノブを回します。
逆に、2.00mmより高い場合は、
プラットフォームが下がり過ぎているので、上げる方向にねじのノブを回します。
ねじのノブを回す方向は、↻時計回りならプラットフォームが上がります。
↺逆に、回せばプラットフォームが下がります。

回す量は、メーカー側の言い分では、ノブをひとつ(1/4)分で調整するとのことですが、
それだと、0.5mm程度変わってしまうので、もっと細かく回します。

これで、3方とも2.00mmになるようにすれば、ノズルに対して水平ということになります。
完璧に水平にするためには、
何度も印刷を繰り返して「ノギス」で測ってちょっとずつ調整する事になりますが、
これ結構、面倒ですね。
ご自身の満足できる辺りで妥協していいかと思います。
私は、0.10mm未満の傾きは許容しています。


水平校正用の3Dモデル

Z軸(高さ)2.00mmになります。
「XYZ print」で読み込むと、
モデルが小さすぎると警告が出ますが、変換せずにそのままで大丈夫です。
「XYZ print」の設定は、
「レイヤーの高さ」0.20mm
「一層目レイヤーの高さ」0.40mm
でやってください。

“水平校正用Z軸2.00mmテストモデル” をダウンロード

b181f32afb521b98e8662c7299096964.stl – 4 回のダウンロード – 684.00 B

同じ形が3個だとどの位置のものか分かりづらいので、
Depth、Left、Rightの頭文字版も作ってみました。
こちらも、Z軸(高さ)2.00mmになります。
「XYZ print」の設定は、
「レイヤーの高さ」0.20mm
「一層目レイヤーの高さ」0.40mm
でやってください。


“テスト出力用3点/Z軸補正用” をダウンロード

b293f5fe0fb413583f2c0c3960cc91c1.stl – 10 回のダウンロード – 53.60 KB

非常に簡単なモデルですが、再配布は禁止とさせていただきます。
配布したければ、自分で作りましょう。


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