DVDのコピーは違法とは限らない

誤解の無いように、真っ先に書いておきますが、
現在の日本では、DVDのコピーは、
〝殆どの場合〟で何かしらの法律に反する違法行為になります。
「殆ど」と言っているのは、ごく稀に違法にならない状況があるからです。
そして、
私は、違法行為を幇助するつもりはありません。
特に、個人的に楽しむ枠を超えて、権利侵害などが明確な場合には、
積極的に通報していきますので、そのつもりでお読み下さい。


違法になるのはなぜか

  • プロテクトを解除すると違法
    セルDVDやレンタルDVD、何かの特典のDVDなどは、
    殆どの場合でコピー防止の為の「プロテクト」が掛けられています。
    そして、この「プロテクト」を解除する事自体が日本の場合は違法となります。
    つまり、
    実際にコピーまで至らなくても違法行為になってしまいます。
    これは、
    その著作物の正統な権利者だとしても、
    「プロテクト」を解除すれば違法行為になります。
  • 著作権の侵害
    プロテクトの有無とは関係なく、
    殆どの映像には「著作権」が存在します。
    つまり、
    権利者に無断でコピーをしたり、公開したりすれば、「著作権侵害」という、
    違法行為になってしまうのです。
    これは、先進国であれば殆どが同様です。

誤解している人が大勢居る

上記のような理由により、日本では殆どの場合、
DVDのコピーは違法になってしまうのが現状です。
その為、短絡的に「DVDのコピー=違法」と思い込んでいる人が
大勢居るのです。
それと、
日本の法律が他国にも及ぶかのような誤解をしている人が居ますね。
日本語を使う人は、日本人以外にもいますし、
海外で暮らす日本人も居ます。
少なくとも、日本の法律は日本の外には及びません。
つまり、
「プロテクト解除」も「DVDのコピー」も、
違法とされない国で行う分には問題無いという事です。
「日本語=違法」という短絡的な人たちが居るのも現実です。


違法にならない状況とは

端的に言ってしまえば、法律に引っかからなければいいのです。
つまり、
上記のような、「プロテクト」が施されていなく、
「著作権侵害」に当たらない映像ならコピーしても良いという事になります。
「プロテクト」が施されているかどうかは簡単にわかります。
通常のファイル(ディスク)コピー手順でコピーできなければ、
何らかのプロテクトが施されています。
不明瞭なのは、
「著作権侵害」についてですね。
大抵は、その映像に付随する形で何処かに権利者を示す表示がある筈です。
何処にも表示がなく、映像の内容を観ても権利者が不明な場合は、
「著作権を放棄」している可能性があります。(必ずしもそうとは限らないが)
もう一つ、
権利者が亡くなってから50年が経過すると、日本の場合は「著作権が消滅」します。
(他国では年数に違いがある場合も)
つまり、
かなり古い映像であれば、違法にならない場合が出てくるという事です。

それから、
これも稀有なケースですが、
正統な権利者が、コピーや公開の許諾を必要としていない事があります。
権利者が映像の内容の拡散を狙って、
どんどんコピーや公開をしてもらいたい場合にあるケースです。
勿論、
その旨の表記が何処かに付随している筈です。
「著作権フリー」とかと書かれていればそれに該当します。


そもそも論

以前は、プロテクト解除は違法とされていませんでしたが、
法改正により、違法とされるようになったのです。
そもそも何がそうさせたのかと言うと、
コンピュータやインターネットの発展により、
「著作権の侵害」が著しく、歯止めがきかない状況から
苦し紛れにそういう法律で取り締まろうという事になったわけです。
つまり、
「著作権の侵害」に当たる映像をネットで公開したり、
コピーを配布したりしたからいけないのです。
そういう事をする連中を取り締まるのが本筋であり、
個人的な範疇で楽しんでいた善意の視聴者は、
巻き添えを食らって無法者達の箱に投げ入れられる事となったのです。
にも関わらず、
「DVDのコピー」と言っただけで、鬼の首でも捕ったかのように
嬉々として攻撃する人たちがいるのです。
そういう、社会的弱者や少数派を迫害・虐待する人たちというのは、
太古の昔から、何処にでもいます。
歴史にも残っていますね。
魔女裁判やガリレオ裁判などは有名です。
そういう人たちの目に触れないようにするのもまた、自身を護る事になるのです。

法律を守るのは、自身を護る事にもなるのです。



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