私は「XYZprinting」の3Dプリンター「ダヴィンチnanoホワイト」を
使っているのですけれど、
他のメーカー、他の機種についても、
同じ様式の3Dプリンターでは同じ現象が起こるかもしれません。
ここで言っている「同じ様式」というのは、
「材料を溶かしてヘッドから出力する」様式です。
___【目次】___
ヘッドの詰まりはヘッドの温度を上げればよい
いきなり結論を見出しに書いてしまいました。
「XYZprinting」の3Dプリンター「ダヴィンチnanoホワイト」、たまにヘッドが詰まります。
取扱説明書とサポートは役に立たず
取扱説明書にもメンテナンスのことについて書かれていますけれど、
サポートに問い合わせても「ヘッドのクリーニングをしてください」と答えるでしょう。
ですが、ヘッドのクリーニングを何度やっても改善しないことが多いのです。
何度も出力途中でエラーで止まるとイライラします。
なぜこうも、ユーザーをイラつかせるのか。
無駄無駄無駄無駄ァァァァ
私は試行錯誤の上、そのことに独自で辿り着くわけですが、
そこに至るまで、材料であるフィラメントと電気と時間を無駄にどれほど浪費したことか。
ヘッドの温度を上げるとなぜ改善するのか
では、「ヘッドの温度を上げるとなぜ改善するのか?」ですが、
私の推測では「ヘッドの温度が低いと下の層の材料が溶けないから」だと結論づけました。
ヘッドから出力される溶解した材料は、下の層と溶着して形を成していくのですけれど、
この時、既に出力されて凝固している部分は、熱いヘッドが接近すると
再度溶解する事によって、上の層との溶着が強くなる仕組みなのではないかとまず推測しました。
次に、下の層が充分に熱せられないと、ヘッドとの隙間が僅かなため、
押し出す量が足りずに「詰まった」と誤認してしまうのではないかと推測したのです。
つまり、ヘッドから溶解した材料を押し出す時に、
直下の層も溶解して押されることによって横に僅かに広がるのだということです。
実際に、推論が正しいことは、その後の実行で証明されました。
連続で「ヘッド詰まり」でエラーが発生したものを、
他を一切変えずにヘッドの温度を5℃上げただけで、
エラーが解消して正常に出力ができたのです。
大抵は、5℃ほど上げると解消しますが、
気温が低い時はもっと上げないと解消しないかもしれません。
レイヤの高さを上げてみる
同じような理論で、ヘッドの温度は同じままでも、
「レイヤの高さ」を大きくすればエラーが解消するかもしれません。
ただ、「レイヤの高さ」を大きくすると、造形が荒くなってしまいます。
ヘッドの穴の大きさである0.4mmが最大値ですが、
「0.4mm」と数値だけ見ると「目で見て違いが分かるのだろうか?」とも思いましたが、
かなりよく分かります。( ̄◇ ̄;)
私はいつも「0.2mm」でやっています。
「0.1mm」でやってみたこともありますが、出力時間が著しく増加するのに、
なめらかにはならず、レイヤーの段差は目で見て分かるので、間をとって妥協しているのです。
なお、最近は「一層目レイヤーの高さ」は「0.4mm」でやっています。
これを「0.2mm」でやると、一層目でヘッド詰まりのエラーが出やすい気がします。
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