リモコンのゴム状ボタンの文字を消えなくする【特許出願中】

家電のリモコンなどのゴム状ボタン、文字やマークがプリントされている事がありますが、
それ、使っているうちに経年劣化と言うか、消えていく事があります。
それをなんとか消えないようにできないかと、試行錯誤を続け、コーティング剤が完成しました。


販売します【特許出願中】

完成するまでに、かなり試行錯誤をして、月日だけではなく費用もかなりかかってしまいました。
結果、無料で製造方法を教えたくないので、完成品を販売する事にしました。
ご入用の方は、アトリエ・トリガ BASE店にてお買い求めください。


苦労した

色んな物を試してみましたが、それまで市販されているものでは、なかなかうまくいきませんでした。
十何種類もの塗料を試しましたが、それらは硬化したあとでも簡単に剥がれてしまいました。

シリコーン系のものはゴム状ボタンと親和性が良く、硬化した後は簡単には剥がれないのですが、
硬化するまでに24時間くらいかかるので、その間はリモコンが使えません。
それでは不自由なので、もっと短時間で硬化するものを探しましたが見つかりません。

仕方がないので、自分で色々な溶剤を調合してみましたが、なかなか解決しませんでした。
調合する時に使う容器も十個以上使い捨てる事になりましたし、
調合するための機材も購入しました。
おそらく、全部で1万円以上つぎ込んだと思います。

しかし、散々苦労したかいがあって、満足のいくものが完成したのです。


性能

  • 今回完成し販売する事にしたコーティング剤は、硬化すると簡単に剥がれないので、
    下地の文字やマークが消えなくなります。
  • 硬化後は白濁もしないので、下地の文字やマークは塗布前と同様に見えます。
    短期間で黄変もしません。
  • 何よりも優れているのは、硬化するまでの時間で、4時間ほどと短縮に成功しました。
    (一度に厚く塗り過ぎるともう少し時間がかかるので、厚くしたい場合は二度三度と分けて重ね塗りをお勧めします)

火気厳禁

溶剤の類いが混ざっているので、火気厳禁です。


取り扱い方法

  • まず先に、塗布するボタンの汚れなどを良く拭き取ってください。
    汚れがあるままこのコーティング剤を塗布しても剥がれやすくなってしまいます。
    キッチン用のアルコールスプレーが脂分も取れるのでお薦めです。
    その際、ボタンに向けて噴霧するのではなく、キッチンペーパーや不織布などに吹き付けて湿らし、それで拭き掃除をしてください。
    リモコンに直接吹きかけると故障の原因になります。
  • 塗布する箇所を間違えてしまった場合、
    硬化する前なら除光液やエナメル溶剤、ツールクリーナーなどで取り除くことができますが、
    硬化してしまった後は、除去は難しいので衣類に付着しないように注意してください。
  • このコーティング剤は、ゴム状の部位に塗布する事しかできません。
    プラスチックや金属部分などに塗布しても親和性が無いので、
    硬化しても簡単に剥がれてしまいます。
  • マニキュア向けの刷毛付きボトルに入っていますが、マニキュア用の塗料ではありません。
    間違って爪に塗布しないでください。
  • 使い終わった後は、蓋をしっかり締め、直射日光を避け常識的な常温で保管してください。
    蓋の閉まりが甘いと、中身が硬化してしまいます。
  • 内容量がわずかしかないので、換気しなくても大丈夫かもしれませんが、
    塗布する時と、硬化するのを待つ間は一応換気する事をお勧めします。
  • このコーティング剤を使う事によって、発生する損害・被害は一切責任を持てません。
    自己責任で使ってください。

あとがき

いや、ほんと苦労しましたよ。
塗っては乾かし、硬化後は指で擦って剥がれて、また駄目かと何度も繰り返しているうちに、
何度も諦めかけていました。
やっと完成した時には、随分とお金をつぎ込んでいて溜息がでましたね。
同じ性能のものは簡単には製造できないし、調合するための機器も要るため、
これは売り物になるな、と思ったしだいです。



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