3Dプリンターを使う上で、色々な費用がかかります。
効率よく使わないと、その費用は高くなります。
___【目次】___
消耗するパーツ
3Dプリンターでは、材料やテープなどのように比較的短期間で消費するものと、
長期間で消耗するものがあります。
「XYZprinting」の3Dプリンター「ダヴィンチ nano ホワイト」では、
「エクストルーダー」というパーツが長期的に見て消耗品になります。
「ダヴィンチ nano ホワイト」の「エクストルーダー」は、
フィラメントを押し出す機構とノズルが2か所にそれぞれ分離しているので「ボーデン式」となります。
押し出す機構が分離していることで、
ノズル部分が軽くなり正確に動きやすいことが特徴…のはずなんですけれど、
「ダヴィンチ nano ホワイト」の精度はあまりよくありません。
「エクストルーダー」は、長く使っていると、だんだん消耗して行き、更に精度が悪くなるようです。
普段のメンテとして、ノズルの掃除をしますが、それだけでは駄目なのです。
「エクストルーダー」が古くなってくると、
押し出される材料が細くなって来たり、詰まりやすくなるそうです。
そうすると、交換が必要になるのですが、この「エクストルーダー」は値段が高いのです。
なんと、1万円前後します。
「ダヴィンチ nano ホワイト」本体が2万円台で買えた事を考えると、
本体価格の1/2か、それ近くするという事です。
まあ、滅多に交換するものではないとしても、もっと安くならないかと思います。
チューブの差込口、
「チューブフィッティング」とか「チューブ継手」と呼ばれるパーツがありますが、
それは「エクストルーダー」のものも含めて、非純正のものが使えましたので、
「ノズル」も非純正のものが使えないかと思い、「エクストルーダー」をバラしてみましたが、
汎用の「ノズル」では形状が合わないようです。
互換品も見当たりません。
在庫限り
「XYZprinting」が3Dプリンタ事業から撤退してしまった今、
もうパーツも手に入りづらくなっていくでしょう。
このページを執筆時の2024年1月17日時点では、
- 「サプライズバンクドットコム」で0.4mm
- 「モノタロウ」で0.4mmと0.3mm
- 「アスクル」で0.4mm
という取り扱いがありました。
ぐぐってみると、それら以外にもいくつかのページでまだ売っていましたが、
「直送」と書かれているところもあり、いつまで手に入るか怪しいところです。
「ダヴィンチ nano ホワイト」をまだ使い続けるつもりであるなら、
早めに確保しておいた方がいいと思われます。
掃除の仕方と劣化
ノズルの下から細い針金(本体付属)を差し込み上下、回転と動かして掃除をします。
掃除をしたら、一旦フィラメントをロードしてちゃんと出てくるか確認しましょう。
もうひとつ、フィラメントとガイドチューブを外し、「エクストルーダー」の上から
少し太い針金(本体付属)を差し込み上下、回転と動かして掃除をします。
外し方は、「継手」の青とか黒とかの色が付いている部分を下に押し付けた状態で、
ガイドチューブを手で引っ張ると外れます。
ガイドチューブを何度か着脱を繰り返すと、ガイドチューブも「継手」も傷んできてゆるくなり、
出力中に外れてしまうかもしれません。
その場合は交換が必要になりますが、ガイドチューブも「継手」も汎用品が使用可能です。
汎用のチューブは無数にありますが、
「PTFEチューブ」とか「テフロンチューブ」とかと呼ばれるものを使います。
それらは、耐熱性や摩擦係数がいくらか良いので、他の材質のものより3Dプリンターに向いています。
他の材質のものも使えなくはないと思います。
なお、色付きのものではなく透明のものを選んだほうが使いやすいです。
「ダヴィンチ nano ホワイト」のガイドチューブのサイズは、内径2mm×外径4mmです。
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