アルコールスプレーと不織布 – 3Dプリンター How-to

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3Dモデルを出力する際、プラットホームに定着しきれずに、
反ってしまったり転んでしまったりする事があります。
対処法はいくつかありますが、私的にはアルコールスプレーと不織布を使うのがベストだと思います。

なぜ剥がれるのか

プラットホームに定着しきれずに、一部や全部が剥がれてしまい、出力に失敗する事があります。
原因としては、プラットフォーム(テープ)の表面が汚れている場合があります。
(温度や底辺などの設定に関してはここでは省く)

その汚れは、埃か手脂です。
つまり、プラットフォームテープを新しいものに張り替えると、調子がよくなる事があります。
しかし、頻繁にプラットフォームテープを張り替えるのは、コスト面であまりよろしくありません。
そこで、汚れたプラットフォームテープを掃除してやれば、新品に近い性能を発揮します。


手脂は水では取れない

普段なるべくプラットフォームテープの表面を触らないようにしていても、なかなか難しいものです。
付いてしまった手脂は、水で拭いただけでは取れません。
しかし、アルコールを使えばきれいに取り除く事ができます。

そのアルコールは、無水エタノールでもいいのですが、
キッチン用のアルコールスプレーが手軽で使いやすいかと思います。


毛羽を付けてしまわないように

ただ、せっかくキッチン用のアルコールスプレーを使っても、
ティッシュペーパーや普通のタオルなどを使ってしまうと、
目では判別しづらいほどの細かい毛羽が付いてしまいます。

そこで、「不織布」の類いを使う事をお勧めします。
不織布」の類いであれば、毛羽はほぼ出ないので、プラットフォームには必需品だと思います。


スティックのりはNG

XYZprinting」は、プラットフォームテープの表面に
スティックのりを塗ることを推奨していますがあまりよくありません。
実際にやってみると分かりますが、定着力は大して良くなりませんし、
のりの厚みの分だけZ軸が狂いますし、
そもそも手塗りではなかなか平坦にはできませんから、出力物の底面が凸凹になってしまいます。

それに、出力物の底面にのりが付着して汚れてますから、それを除去しないといけません。
その時、水で洗ってしまうと、僅かな隙間から造形物の内部に水が入り込んでしまいます。
中に入った水は取り出すことは困難ですし、放置しておいてもなかなか乾いてくれません。


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