私のTS抜き初号機、いい置き場所がなくて
やや無理やりラックに突っ込んであるんですね。
なので、出し入れが必要になった時、かなり面倒なんですよ。
「TS抜きパソコンの二号機を制作/その2 本体の受け台を製作」で作ったものと
同じものを初号機にも作りましたが、高さが腰の位置に設置しているので、
床まで持って行くには、結局ケーブル類を全て外さなくてはならないのです。
なので、初号機を設置している高さに、張り出しで作業できる台を制作する事にしました。
今回のお題はこれになります。
<完成写真>
<準備>
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設計
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まず、必要な時は張り出し、
使用しない時には折り畳めるか、取り外せるようにします。 -
折りたたみ式だと、
ラックの下の段の側面を塞いでしまうので上手くありません。
上に畳む形にしたとしても、初号機の前面を覆ってしまうので
上手くありません。
なので、取り外せるような構造にする事にします。 -
取り外した時に、立体のままだと、置き場所に困るので、
折りたたんで、ものの隙間に仕舞えるようにします。 -
大体イメージが頭の中で固まりました。
さほど、難しい構造でもないので、紙に書き出したりしなくてもいけそうです。
今回は、設計図無しで始めます。
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まず、必要な時は張り出し、
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材料
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モザイクが掛かっているのは、全く使わなかった材料です。
当初は使う予定だったのですが、後になって違うサイズのものに変えました。 -
集成材(300×910×18mm)
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長さは910mmではなく、600mmで足りるのですが、
セールか何かで、このサイズが安かったので、これを購入して
切断して使うことにします。 -
300×600×18mmのものを用意すれば、
後述するような切断は不要になります。
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長さは910mmではなく、600mmで足りるのですが、
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棚受け(集成材を店舗でカットしてもらった)
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直角なら、ガイドを使って切れば良いのですが、
斜めだと真っ直ぐ切る自信が全く無かったので、
店舗の工作室にお願いして切ってもらいました。
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直角なら、ガイドを使って切れば良いのですが、
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角棒(15×15×900mm/写真撮り忘れ)
- 受台が勢い余って落ちないように、車止めを作るのに使います。
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両面テープ(再剥離可能なもの)
- 車止めを棚板部分に仮止めするのに使います。
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蝶番(ステンレス)
- 使わない時は、折り畳めるようにするために使います。
- 錆びるのを嫌ってステンレスを選択します。
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タッピング(皿頭/ステンレス/3×16mm)
- 蝶番を留めるのに使います。
- 取付金具を棚受け部分に留めるのにも使います。
- 錆びるのを嫌ってステンレスを選択します。
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タッピング(皿頭/ステンレス/2×30mm)
- 車止めを留めるのに使います。
- 錆びるのを嫌ってステンレスを選択します。
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取り付け金具(中央穴径8mm)
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ジャンボファングルの柱に固定するため、
中央に径8mmの穴が空いたものを選択します。
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ジャンボファングルの柱に固定するため、
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蝶ナット(ステンレス/M8mm)
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出来上がった張り出しを、ジャンボファングルの柱に固定するのに
後述する蝶ネジと共に使います。 - 錆びるのを嫌ってステンレスを選択します。
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出来上がった張り出しを、ジャンボファングルの柱に固定するのに
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蝶ネジ(ステンレス/M8×15mm)
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出来上がった張り出しを、ジャンボファングルの柱に固定するのに
前述した蝶ナットと共に使います。 - 錆びるのを嫌ってステンレスを選択します。
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出来上がった張り出しを、ジャンボファングルの柱に固定するのに
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水性ウレタンニス(チーク)
- 塗装するのに使います。
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普通のニスは塗膜が柔らかく、固化した後もベタツキ感がありますので、
ウレタンニスをつかいます。
ウレタンニスは、塗膜が硬い為、固化するとベタツキ感がありません。 - 扱いやすい水性を選択肢ます。
- 色はお好みで。
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モザイクが掛かっているのは、全く使わなかった材料です。
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道具
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電動丸ノコ
- 集成材を切断するのに使います。
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丸ノコガイド
- 前述の電動丸ノコと共に使います。
- 縁に対して直角に真っ直ぐ切るのに使うガイドレールです。
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ホビーのこ
- 細かい材料を切るのに適しています。
- 今回は、15×15mmの角材を切るのに使います。
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ホビーのこガイド(自作)
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“「ホビーのこ」用の鋸ガイドを自作する”で自作した、
ホビーのこのサイズに最適化したガイドです。 -
写真に写っているガイドは、直角にしか切れませんが、
「アトリエ・トリガ DMM支店」で売っているホビーのこガイドは、
45度と135度にも切れます。
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“「ホビーのこ」用の鋸ガイドを自作する”で自作した、
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電動サンダー
- 塗装の下地を整えるのに使います。
- 後述する研磨紙と共に使います。
- 面積が広いと、手作業ではとてもやってられません。
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神経質な人は、これを使った後で、木目に沿って手作業で磨き直します。
電動サンダーは円運動なので、木目に沿っていないからです。
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アテゴム
- 後述する研磨紙を巻いて使います。
- 平らに研磨する時に使います。
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電動サンダーではやりにくい細かいところを研磨するのに使います。
今回は、集成材の側面に使います。
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研磨紙(空研ぎ/#400)
- 材木を研磨するのに水は使えませんので、空研ぎを使います。
- 番目はお好みで。私は#400を好んで使います。
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私は、「三共理化学」製のものを好んで使います。
たまに他のメーカーのものを使うとハズレる事があるので。
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ウエス
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ボロ布で構いません。
研磨した後の細かい削りカスを拭うのに使います。
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ボロ布で構いません。
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スケール
- 寸法を測るのに使います。
- 今回は、コンベックス型が使いやすいでしょう。
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超極細油性ペン(赤)
- 塗装後の印付けや、マスキングテープに記入する際に使います。
- 私の使っているのは「ゼブラ」の「マッキーケア超極細」です。
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赤鉛筆
- 材料に寸法を書くのに使います。
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私のお気に入りの銘柄は、「三菱鉛筆」の「No.7700」です。
芯が普通の赤鉛筆より硬く欠けづらいので、木面などに書きやすいです。
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鉛筆削(色鉛筆用)
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鉛筆削は、普通のものより色鉛筆用が良いです。
普通のものより鈍角に削れる為、より芯が欠けづらくなります。
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鉛筆削は、普通のものより色鉛筆用が良いです。
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曲尺
- 「かねじゃく」と読みます。
- L字型をした定規のようなもので、直角に線を引く時に使います。
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センターポンチ(写真撮り忘れ)
- 穴を開ける中心を穿つのに使います。
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電動ドライバドリル
- ネジの下穴や馬鹿穴を空けるのに使います。
- 後述するドリル刃と共に使います。
- ネジを締めるのに使います。
- 後述するビットと共に使います。
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ミニルーター
- ネジの下穴を空けるのに使います。
- 後述するドリル刃と共に使います。
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ドリル刃(径2.0mm)
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蝶番を留めるネジの下穴を空けるのに使います。
下穴の目安は70%です。
3mm×70%=2.1mm
2.1mmのドリル刃を持っていないので、近似値の2.0mmを使います。 - 車止めを留めるネジの馬鹿穴を空けるのに使います。
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蝶番を留めるネジの下穴を空けるのに使います。
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ドリル刃(径1.4mm)
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車止めを留めるネジの下穴を空けるのに使います。
下穴の目安は70%です。
2mm×70%=1.4mm
- シャンクが細いので、ミニルーターで使います。
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車止めを留めるネジの下穴を空けるのに使います。
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ビニルテープ
- ドリル刃に、空ける穴の深さを印す為に使います。
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マスキングテープや養生テープではすぐにズレてしまう為、
代用になりません。
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ハサミ
- 普通のハサミです。
- ビニルテープを切るのに使います。
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刷毛
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塗装に使うばかりではなく、
乾いた刷毛は、ホウキ代わりに細かい削りカスを払うのに使えます。 - なので、何本か予備を持っておくのが良いでしょう。
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塗装に使うばかりではなく、
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平筆
- 集成材の側面を塗装するのに使います。
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水(うすめ液)をたっぷりと含ませた平筆は、
余分に垂れた塗料をサッと拭き取るのにも使えます。
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水差しと水(うすめ液)
- 刷毛や筆を浸け置きしておくのに使います。
- 水性塗料のうすめ液は水です。水道水で大丈夫です。
- 両側クリップ
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不織布
- 塗装に使う道具を洗った後に拭き上げるのに使います。
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塗装前に手を洗った後に拭くのにも使います。
タオルで拭くと、細かい埃が手に付く恐れがあります。 - 写真に写っているのは、「クレシア」の「ワイプオールX60」です。
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新聞紙など
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塗装する際に垂れてもいいように、台や床を養生するのに使います。
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塗装する際に垂れてもいいように、台や床を養生するのに使います。
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ブロック
- 集成材を切断する際の上げ底に使います。
- 塗装をする際の上げ底に使います。
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コンクリート製のものも方が重量があって安定するのですが、
私は発泡スチロール製のものを使っています。
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重し
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水を入れたペットボトルで代用しました。
塗装する材料を押さえるのに使います。
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水を入れたペットボトルで代用しました。
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電動丸ノコ
<作業工程>
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車止めを切り出します。
- 15mm角の角材を300mmの長さに切ります。
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集成材を研磨紙で磨きます。上記の車止めも同様に磨きます。
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集成材は、水に濡れると反ったり割れたりする可能性があるので、
研磨紙は「空研ぎ」を使います。 - 番手は、私の好みでは#400です。各人の好みで微調整して下さい。
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広い面は、電動サンダーを使った方が圧倒的に早いです。
ただ、手作業と違い、電動サンダーは木目に沿ってはいない『円運動」なので
神経質な人は、その後で手作業で木目に沿って磨き直します。
(私は無精者なのでそこまでしない) - 細かい部分や小口は、アテゴムを使って磨きます。
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磨くのは、塗装の下地を整えているのですが、これをしっかりやっておくと、
塗装後の仕上がりが綺麗になります。 -
磨き終えたら、ウエスなどで削りカスを綺麗に拭っておきましょう。
この時、間違っても濡れ雑巾などを使わないように。
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集成材は、水に濡れると反ったり割れたりする可能性があるので、
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工作室から材料や道具などを全て外に出してから、
工作室内を一旦掃除し、洗い流し、乾燥するまで放置します。
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これは、我が家くらいのものだと思いますが、
工作室代わりに使っているのはバスルームなんです。
そして、塗装室にも使います。
なので、塗装前に、室内を綺麗にしておかないと、
塗装の妨げになってしまうのです。
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これは、我が家くらいのものだと思いますが、
-
塗装する前に、車止めを集成材の棚板部分の端にネジ止めしてしまいます。
- 棚受け部分は、蝶番で可動式にするので、ここではまだ繋ぎません。
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まず、車止めにする角材に、ネジの位置を印します。
センターポンチで、少し凹ましておくと後が楽です。
位置は適当でも良いんですが、左右対称の方がいいでしょう。 -
ネジを打つ反対側、つまり棚板部分と合わさる面に、両面テープを貼ります。
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このときの両面テープは、再剥離可能なものを使います。
理由は、位置合わせをする為で、
貼り直しが利かないと具合が悪いからです。 - ネジが通る位置は、両面テープを貼らずに空けておきましょう。
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このときの両面テープは、再剥離可能なものを使います。
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両面テープの剥離紙を剥がし、棚板部分の端にピッタリと合わさるように
張り合わせます。 -
位置が決まったら、上下から力を加えてある程度密着させておきましょう。
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それでも、木面の場合は剥がれやすいので、場合によっては、
クランプなどで上下から抑えてしまった方がいいかもしれません。
-
それでも、木面の場合は剥がれやすいので、場合によっては、
-
車止めの角材が割れてしまわないように前後からクランプで押さえておきます。
-
この時、直接クランプを掛けると跡が付いてしまうので、
間に薄い当て木などを挟んでやります。 -
真ん中は、そのままでも割れ辛いですが、
端に行くほど割れやすくなります。
-
この時、直接クランプを掛けると跡が付いてしまうので、
- 予め印していた位置に、まず馬鹿穴を空けます。
-
今空けた馬鹿穴の奥に、下穴を空けます。
-
今度は下穴なので、目安は70%程度です。
2mm×70%=1.4mm -
先ほどと同様に、ドリル刃に深さの目安を付けておきます。
今度は有効長です。
有効長とは、
ネジの先の細っている部分を除く、同じ太さの続く長さの事です。
-
今度は下穴なので、目安は70%程度です。
-
ここではまだ、割れ止めのクランプは外しません。
(馬鹿穴なので外しても多分大丈夫だとは思うが)
-
下穴を空けたら、ネジを締め留めます。
-
クランプを外します。
-
塗装作業に移ります。
-
塗装室として使うバスルームが乾燥しているか、確認します。
(これが必要なのは、我が家くらいでしょう)
-
まず、塗装をする〝場所〟を養生します。
- 床面は新聞紙を二重三重にして敷き詰めます。
-
できれば壁面も養生した方がいいかもしれません。
刷毛の先から僅かに雫が跳ねる事がありますので。 -
普通は、敷き詰めるだけで大丈夫ですが、
容器ごと倒してしまわないか心配な人は、
新聞紙と新聞紙の継ぎ目を全て
養生テープなどで塞いでしまってもいいでしょう。
-
次に、どういう順番で塗装するかよく考えて、シミュレーションしておきます。
-
特に、奥に手が届かないとか、端が壁に近すぎて刷毛がぶつかるとか、
そういう不都合がないか確認します。 -
小口も含めて全面を塗装する場合でパーツが複数ある場合、
半分を広い面から、残りの半分を小口から、
という順番で塗装すると、作業に必要な総面積が狭くて済みます。
その場合、
奥側に小口側を塗装するパーツ、手前側に広い面を塗装するパーツ、
という具合に配置した方が、塗装し易いです。 -
小口側を塗装する時には、どうやって〝立てる〟かも
予め考えておきましょう。
後であたふたとやると失敗しやすくなります。
塗装する面は、水平にするのが原則です。
傾いていると、重力で低い方に塗料が集まってしまいます。
-
塗装する方向は、木目に沿うのが基本ですが、
塗装する順番は、奥側から塗装した方が失敗しにくいです。
或いは、利き手の反対側からですね。 -
特に夏場などは、汗の雫が垂れる事がありますが、
塗装した上に汗が落ちたら、もうどうしようもありません。
ですが、まだ塗装していない部分なら、汗が落ちても大丈夫なように
ウエス等を乗せておけるわけです。
-
特に、奥に手が届かないとか、端が壁に近すぎて刷毛がぶつかるとか、
-
作業イメージが固まったら、実際に塗装作業に入ります。
- 塗装する方向は、木目に沿って。
-
刷毛に塗料を一旦たっぷりとつけて、容器の縁でしごき落とし、
適量にします。-
この時、僅かに塗料の雫が跳ねて散る事があるので、
塗装する材料のそばや、
養生していない場所でやらないようにしましょう。
-
この時、僅かに塗料の雫が跳ねて散る事があるので、
-
一番端から塗るのではなく、わざと数センチ空けて塗り始めます。
-
塗り始めは、刷毛に一番多く塗料が乗っているので、端の角で
しごかれて垂れやすいからです。 -
刷毛に乗っている塗料が少なくなってきたところで、
最初に空けておいた端っこを塗ります。 -
塗装する距離によっては、一回の量では塗りきれないでしょう。
何度かに分けて、乾き始める前に手早く塗装します。 -
水性塗料の場合、ゆっくり乾燥しますので、
数秒しか経っていなければ、
刷毛で何度かなぞったりしても大丈夫ですし、
塗料の継ぎ目や量の多少の違いは、
表面張力によって平らになります。
-
塗り始めは、刷毛に一番多く塗料が乗っているので、端の角で
-
どうしても、四辺の側面に塗料が余分に付きます。
これが多いと最悪、完全に垂れて雫が丸く固まってしまうのです。-
その余分な塗料が乾き始めない内に、
平筆に水(うすめ液)を含ませ、さっと拭き取ります。
薄まった塗料が残りますから、
平筆をすすいで、良くしごき(場合によっては不織布などで絞り)、
その残った水気も拭き取ります。 - この時、横着して、不織布で直接拭き取ろうとすると失敗します。
- これが、仕上がりを綺麗にするひとつの〝コツ〟です。
-
その余分な塗料が乾き始めない内に、
-
一回、全ての面を塗装したら、よく乾燥させた後、
手の平や指先で軽く撫でてみて下さい。
意外とザラザラしている事でしょう。
このザラザラを取り除きます。-
アテゴム等を使って研磨紙(空研ぎ)で
できるだけ軽く撫でるように表面を滑らせます。
この時、力を入れてはいけません。
やりすぎても塗膜が削れすぎて素材が剥き出しになってしまいます。
意外と忍耐力が要る作業です。 - 全体的に平滑になったら、次の作業に移ります。
-
アテゴム等を使って研磨紙(空研ぎ)で
- 表面に残っている削りカス等をウエス等で拭き取ります。
-
一度目の塗装と同じ要領で、二度目の塗装をします。
-
通常、二度塗りが基本です。
一回だけだと、塗膜が薄すぎて摩擦等によって剥げやすいのです。 -
二度塗りした後、また手の平や指先で軽く撫でてみて下さい。
また、ザラザラしているようなら、さっきの作業を繰り返して
三度目を塗装します。 -
表面が平滑に仕上がれば塗装は終わりですが、
これをもっとやって
鏡のように仕上げる「鏡面仕上げ」という技法もあります。
-
通常、二度塗りが基本です。
-
塗装室として使うバスルームが乾燥しているか、確認します。
-
棚受け部分を蝶番で繋ぎます。
-
既に塗装を済ましているので、
その上に赤鉛筆などで線を引きたくありません。
そういう場合は、マスキングテープ等を上手く使います。
まず、蝶番を取り付ける位置を出すためにマスキングテープを貼ります。
-
蝶番の穴の中心にセンターポンチで印を穿ちます。
-
直接やり辛いようでしたら、超極細油性ペン等で一旦印を付けてから、
蝶番をどけて、穿ちましょう。
-
直接やり辛いようでしたら、超極細油性ペン等で一旦印を付けてから、
- 2つの穴とも、印を穿ったら一旦蝶番をどけて、下穴を空けます。
-
下穴が空いたら、蝶番をネジで留めるのですが、
いきなり全部締め切らずにちょっと手前で仮止めしておきます。
そうすることで、ガタツキができて最後に微調整がしやすくなります。
-
片側の棚受けを三個の蝶番で固定するのですが、
全て仮止めできたら、棚板部分に繋ぎます。-
位置は、既に仮止めしてある三個の蝶番でおおよそ決まっていますから
棚板部分をズレがないように合わせ、
蝶番の穴の中心に超極細油性ペンで印を付けます。 -
一旦、棚板部分を水平(裏返し)にして、
先ほどと同様に、センターポンチで中心を穿ち、下穴を空けます。 -
棚板部分を再び、棚受け部分と合わせて、
先程と同様に、ネジで仮止めしていきます。 -
三個の蝶番×4個の穴=計12個のネジ
を全て仮止めできたら次の段階へ進みます。
-
位置は、既に仮止めしてある三個の蝶番でおおよそ決まっていますから
-
僅かな傾きや位置を意識して、微調整をしながら
全てのネジを慎重に締め切ります。 -
可動させて、不具合がないか確認したら、片側が完成です。
同様にして、反対側の棚受け部分も棚板部分に固定して、
動きを確かめたら、マスキングテープを剥がして、次の作業です。
-
既に塗装を済ましているので、
-
取付金具を棚受け部分に取り付けます。
-
まず、ここまで出来ている張り出し本体を、
既成のジャンボファングルのラックにあてがい、
位置決めをします。-
取付金具が、棚板部分からはみ出してはNGですし、
取付金具の中心穴が
ジャンボファングルの穴にピッタリ合う位置でなくてはNGです。
-
取付金具が、棚板部分からはみ出してはNGですし、
-
位置が決まったら、取付金具の小さい方の穴の中心に
超極細油性ペンで印を付けます。 - 印したネジ穴の中心をセンターポンチで穿ちます。
-
蝶番の時と同様に下穴を空けたら、棚受け部分に取付金具を取り付けます。
-
取付金具が、棚板部分の縁とぴったり一致するように、
調整しながらネジを締め切ります。
-
取付金具が、棚板部分の縁とぴったり一致するように、
-
まず、ここまで出来ている張り出し本体を、
- これで、製作工程は完了です。
<完成>
-
畳んだ状態この状態で、隙間などに仕舞える仕様です。
-
開いた状態(写真では、本体が裏返しになっている) この状態でラックに取り付ける仕様です。
取り付けには、径8mmの蝶ネジと蝶ナットを使います。 -
実際にラックに取り付けてみましょう。
こういう具合になります。 -
そして、パソコンを受け台ごと引き出してみましょう。
こういう具合になるわけです。 -
そして、この仕様にすると、
各コード類を宙吊りにして、前後に可動するようにしておく必要があります。-
パソコンを収める段の天井(つまり一段上の棚板の裏)に、
ステンレスパイプを横受けで固定します。
今回は、パソコンの真上ではなく、向かって右上にしました。
製作の詳細は
「TS抜きパソコンの二号機を制作/その3 コード類を中天井から吊るす」
でやりましたので、ここでは割愛します。 -
固定したパイプにフックを取り付けるのですが、
普通のフックをそのまま使ったのでは、
掛けたコードが簡単に外れてしまうので、ひと手間掛けます。
その模様は、
「コードを吊ってるフックをカラビナ状に改良」で解説しているものと
同じなので、そちらを参考にしてください。
-
パソコンを収める段の天井(つまり一段上の棚板の裏)に、
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