フィラメントの留め具を作ってみた/XYZプリンティング製リール専用 – 3Dプリンター How-to

「3Dプリンター How-to/ダヴィンチnano ホワイト」の【大もくじ】へ戻る

3Dプリンターのフィラメントの留め具を作ってみました。
3Dデータも公開します。
XYZプリンティング製リール専用になります。
他のメーカーのリールには合わないと思いますので、念の為。


3Dデータ公開

※再配布は「禁止」とさせて頂きます。
配布したければ、自分で作りましょう。

この3Dデータは「ドネーション・ソフト」に該当します。
ユーザ登録などの煩わしいものはありません。
無償でも使えますが、寄付を募っています。
寄付の方法は、「YggDore」を利用してますので、そちらにやり方が記載されています。
このページのURLを入力することで、宛先が筆者の私になります。
金額は決めていません。あなたが決めて下さい。


少しでも節約

XYZプリンティング」の3Dプリンター「ダヴィンチnano ホワイト」を
所有しているのだけれど、
このメーカーの3Dプリンターは、メーカー純正の材料しか使わせない仕様になっていて、
それだけならまだいいのだけれど、値段が高いのですよ。
他のメーカーの材料だと1kgで税込3,000円台からあるのに、
600gと少なくて税込4,000円以上するんですね。

それで、その材料は「フィラメント」と呼ばれる紐状のものを
リールに巻いた状態になっていますが、
そのフィラメントの端を留める溝がリールにあるにはあるのですけれど、
角度が90度にフィラメントを折り曲げなくてはいけない上に、片面3ヶ所しかないので
ちょっと余分目にフィラメントを無駄にしてしまうのですよ。
しかも、このフィラメント、湿気が大敵らしく
乾燥剤を入れたジッパー付きの袋に保管しなくてはいけないので、
3Dプリンター本体にセットしっぱなしというわけにもいかないのです。

そこで、その無駄をもっと最小限に留めるべく、「ストッパー」を作りました。
この「ストッパー」、3Dプリンターで出力して使うのですが、
これ自体の材料消費が1m弱ありますので、
何度か使い回さないと元がとれませんけれどね。(^_^;)ゞ


出力の設定など

この『フィラメント・ストッパー』、専用ソフトウェアの「XYZprint」で開くと
「モデルが破損しています」とかメッセージが出ますけれど、
修復しないで、そのまま出力して大丈夫でした。
「FreeCAD」で作ったんですけれど、異状が見つけられなかったです。(^_^;)ゞ

材質は『PETG』で検証してます。
他の材質では試していないので、使えるかどうか分かりません。
出力の設定では「ラフト」をオンにした方がいいと思います。
物が小さいので、プラットフォーム(台座)との密着が弱いため、
オフだと出力途中で転ぶことがありました。
それ以外はお好みでよいかと思います。
私は、内部充填密度を「高い(50%)」で出力しました。


使い方

この『フィラメント・ストッパー』は、フィラメントの保管時に使います。
プリント時には、取り外してから3Dプリンターにリールをセットして下さい。

この『フィラメント・ストッパー』には、「溝」と「穴」があります。
どちらが先でも構いません。

「溝」にリールの縁を押し込みます。
挟み込む力で留まる設計なので、少し抵抗力があります。
また、リールの縁の厚みが均一ではなく、ゆらぎがあるため、
薄くても留まるように設計してありますので、
場所によってはちょっときつめになります。

「穴」にフィラメントの端を差し込みます。
この「穴」は、内部で曲がっているので、抵抗力があります。
少し強めに押し込むと、反対側まで出てきます。
この抵抗力で留まる設計になっています。

この『フィラメント・ストッパー』をずらして、
フィラメントの巻き具合を調整します。

この『フィラメント・ストッパー』を取り付けた状態のまま、
乾燥剤とともに袋に入れてフィラメントを保管します。

「3Dプリンター How-to/ダヴィンチnano ホワイト」の【大もくじ】へ戻る


お気に召しましたら、一票(ワンクリック)下さい。ランキングに参加しておりますゆえ。


人気ブログランキング

パソコンランキング

手作り・DIYランキング



Views: 7

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。