アンロードできなくてハマった – 3Dプリンター How-to

ロードとアンロード

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XYZprinting」の3Dプリンターの「ダヴィンチ nano ホワイト」は、
「FFF」という部類になります。
「FFF」と「FDM」は、ほぼ同じ技術ですが「FDM」はStratasys 社の商標登録です。

「FFF」方式の3Dプリンターは、「フィラメント」という紐状の材料を使います。
この「フィラメント」を3Dプリンターに入れることを「ロード」と呼びます。
(「CREALITY」というメーカーの「K1」では「ロード」を「インフィード」と表示されている)
そして「フィラメント」を3Dプリンターから外すことを「アンロード」と呼びます。


アンロードできない事がある

ところが、その「アンロード」ができない事があります。
3Dプリンターとやりとりする「XYZprint」というソフトウェアでは「アンロード」を開始できても、
「フィラメント」が吐き戻されないのです。
おそらく、中で焼き付いているか、引っかかっているかのどちらかだと思います。
(故障も考えられるけれど)

ダヴィンチ nano ホワイト」では、
「アンロード」時にヘッドの温度を100℃にしてから吐き戻すのですが、
その時の温度は変えられないという返答をメーカーサポートからもらいました。

通常の「フィラメント」は200℃を超える温度で溶解します。
100℃では多少柔らかくはなるのでしょうけれど溶解しません。
なので、吐き戻す「エクストルーダー」が回っても、「アンロード」できない事があるのです。
その場合、3Dプリンターの外にでている「フィラメント」を直接手で引っ張っても抜けませんでした。

そこで、一度「ロード」してやって3Dプリンター内部にある「フィラメント」の先を溶解してやって
もう一度「アンロード」してやると吐き戻せる事が分かりました。


ところが「ロード」もできない

「アンロード」ができないことがたまにあるのですが、その時一旦「ロード」してやろうと思っても、
なんと「XYZprint」が受け付けない場合があるのです。
これには困りましたね。
「フィラメント」の材料がゼロになっている時には「ロード」ができないのです。
「XYZprint」の画面には残量ゼロと表示されていても、
実際にはまだ残っているので「アンロード」できないと押しも引きもできなくなってしまうのです。

外に出ている部分を手で直接引っ張っても外れないのです。
仕方ないので、「フィラメント」を送るチューブのヘッド側を外してから
引っ張ってみましたが、これも駄目。

困り果てながらも何か方法は無いものかと考えること数分。
ひとつの方法をひらめきました。
今セットしてあるリールを外し、代わりにまだ残量が残っているリールをセットしてみました。
すると「フィラメント」が代わっていないのに「ロード」できたのです。


改善意欲の皆無なメーカーサポート

その事をメーカーサポートに伝えたところ、
「改善します」どころか「上申します」すら言わないのです。
意味が通じているかも怪しい感じでした。
「ロードの時は200℃以上になりますが、アンロードの時は100℃になります」という
もう分かりきっている事を言い、
「ヘッドが100℃になるのを待つのですぐに吐き戻されない事があります」と言うのです。
そんな事は分かっているので、もう一度状況を伝えると
「フィラメントの残量がゼロだとロードできません」と言う始末。
呆れましたね。
全く改善意欲が無いようで、ユーザーの言っている事を理解しようとせず、
教科書に書いてあるキーワードに引っかかった部分を
当てずっぽうに書き写すだけのメーカーサポートなのです。

私のように機転が利かないユーザーは「故障」として扱われるのでしょうね。
メーカーサポートが有効な期間はそれでもいいかもしれませんが、
有効期限が切れたユーザーは、そんな理不尽な修理代を請求されるのでしょう。
手間が増えても「修理代」としてユーザーに請求すれば、
メーカー側は儲かる事はあっても損をする事はないのですよ。

他にも色々と問題はありますが、そんな姿勢でよく商売やってられるよ、と思っていたら
案の定、日本市場から撤退ですよ。
少ないとしても、自社の製品を買ってくれたユーザーを放り出して退散です。
ひどい企業ですね。

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