___【目次】___
糸引きとは
失敗のひとつに「糸引き」という現象があります。
これは、出力の際、材料が糸のようになってヘッドが通過するところに出てしまう現象です。
下の写真の左側が正常で「糸引き」は殆どありません。
右側が「糸引き」がひどく蜘蛛の巣のようになってしまっています。
側面を見てみると、「糸引き」で失敗している右側は表面も荒れています。
ヘッドの温度が低いか室温が低い
最も最初に考える要因は「温度」です。
ヘッドの温度が低いと、材料が溶け切らず粘って糸状に出てしまうのです。
材料が溶け切らなければ、ヘッドからの吐出量も足りなくなるため、表面が荒れてしまいます。
その場合は設定でヘッドの温度を上げてやれば、大抵は解決します。
温度は、5℃ずつくらいの幅で調整してやるといいかと思います。
上の写真では、正常な左が255℃で出力、失敗した右は250℃で出力したものです。
(「K1」で出力している例だが、「ダヴィンチ nano ホワイト」は最大240℃までである)
ヘッドの温度は数値で同じでも、室温の影響を受けますので、
冬場など寒い時は多めに上げる必要があります。
上の写真の出力は、室温が23℃程度のときのものです。
3Dプリンターの適温は25℃〜となっている機種が多いようです。
室温が若干低めだったのでヘッドの温度は若干上げてやると丁度良くなったというわけです。
あと、メーカーや機種によってヘッドの温度は構造的に違いますので、
「ダヴィンチ nano ホワイト」でうまく出力した設定値で、「K1」でもうまく行くとは限りません。
逆も同じことなので、前述の例で「ダヴィンチ nano ホワイト」では
最大温度が足りないとは必ずしもはなりません。
(やってみないと分からないのだが、わざと失敗を出力する気にはなれなかった)
また、材料の種類にもよって最適な温度が違います。
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