フィラメントの留め具を再度改良してみた

3Dプリンターのフィラメント・ストッパーを再度改良してみました。
3Dデータも公開します。
今回は、XYZプリンティング製リール専用ではなく、一般的な直径20cm用になります。
XYZプリンティング製などの小ぶりなリールにも使えないこともないです。


3Dデータ公開

この3Dデータは「ドネーション・ソフト」に該当します。
ユーザ登録などの煩わしいものはありません。
無償でも使えますが、寄付を募っています。
寄付の方法は、「YggDore」を利用してますので、そちらにやり方が記載されています。
このページのURLを入力することで、宛先が筆者の私になります。
金額は決めていません。あなたが決めて下さい。


従来品との改良点

旧バージョンの無印(v.1)は
フィラメントの留め具を作ってみた/XYZプリンティング製リール専用」にて公開継続。

旧バージョンの無印(v.3)は
フィラメントの留め具を改良してみた/XYZプリンティング製リール専用」にて公開継続。

v.3は、XYZプリンティング製のリールに合わせた寸法になっていましたが、
v.4は、直径20cmのリールに合わせた寸法になっているので、一般的なリールにフィットとすると思われます。


出力の設定など

この『フィラメント・ストッパー-v.4』は、
CREALITY」というメーカーの「K1」で出力手テストしました。
XYZprinting」の「XYZprint」で開くと
「モデルが破損しています」とかメッセージが出るかもしれませんけれど、
修復しないで、そのまま出力して大丈夫だと思います(今までずっとそうだったから)。

今回、材質は『PLA』で検証してます。
他の材質では試していないので、使えるかどうか保証はしませんけれど多分大丈夫だと思います。
出力の設定では「Build Palate Adhesion」のTypeを「Brim」にする事をお勧めします。

あるいは、他の転倒防止の対策をしてください。
物が小さいので、ビルドプレート(台座)との密着が弱いため、
何も対策しないと出力途中で転ぶことが考えられます。

それ以外はお好みでよいかと思います。
v.4では本体強度を上げる必要はないため、
内部充填密度は「15%」のままでも大丈夫だと思います。


使い方

この『フィラメント・ストッパー-v.4』は、フィラメントの保管時に使います。
プリント時には、取り外してから3Dプリンターにリールをセットして下さい。

この『フィラメント・ストッパー』には、「溝」と「穴」があります。
「穴」が先のほうがやりやすいかと思います。

「穴」にフィラメントの端を差し込みます。
この「穴」は、内部で曲がっているので、抵抗力があります。
少し強めに押し込むと、反対側まで出てきます。
この抵抗力で留まる設計になっています。

「溝」にリールの縁を差し込みます。
目玉クリップ等で保持する設計なので、抵抗感はほとんどありません。
リールの縁と一緒に『フィラメント・ストッパー』の端を目玉クリップ等で挟んでください。

この『フィラメント・ストッパー-v.4』をずらして、
フィラメントの巻き具合を調整します。

この『フィラメント・ストッパー-v.4』を取り付けた状態のまま、
乾燥剤とともに袋に入れてフィラメントを保管します。

目玉クリップだけ?

目玉クリップを使うなら、
「目玉クリップだけでいいんじゃね?」という疑問が一瞬湧くかと思いますけれど、
目玉クリップだけでフィラメントの端を保持するのは、なかなか難しいです。
仮に上手く挟めたとしても、それをリールごと密閉袋に入れると外れてしまうでしょう。



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