ラーメンや蕎麦を食べるとき、音を立ててすすりますよね。
あれって何故でしょうか。
___【目次】___
マナーだから?
それが、日本のマナーだからと言う人もいます。
でも、それじゃ理由になっていないですよね。
何故、マナーになったのかを説明できないでしょう?
風習だから?
それが、日本の風習だからと言う人もいます。
でも、それじゃ理由になっていないですよね。
何故、風習になったのかを説明できないでしょう?
その方が美味しいから
その方が美味しいからと言う人もいます。
ではなぜ、その方が美味しいのでしょうか?
音を立てると美味しいのではなく、
音を立てないように食べるより、音を立てでもすすった方が美味しいからです。
麺類を音を立てずに食べようとすると、口に入れるスピードがゆっくりになります。
すると、スープやつゆが、重力で下に流れてしまいます。
音を立てでもすすると、スープやつゆが流れきらずに、麺と一緒に口に入ります。
すると、麺と一緒に口に入るスープやつゆが多くなり、美味しさが増すというわけです。
しかし、ちょっと待ってください。
スープやつゆが美味しいのは分かりますが、麺自体は美味しくないのでしょうか?
きっと大昔は、麺だけだとあまり美味しくなくて、スープやつゆは美味しかったのでしょう。
それが、改良されて麺自体も美味しくなっていったのではないでしょうか?
今でも、たまに美味しくないラーメンや蕎麦に遭遇する事もありますけれど。
スープやつゆが美味しくないと、麺だけ美味しくてもあまり美味しくないと思いますよ。
でも、スープやつゆが美味しければ、麺自体が美味しくなくても食べれると思います。
スープやつゆをすくって口にいれればいい?
だったら、麺を口に入れて、スープやつゆをすくって口に入れればいいじゃないか
という声も聞こえてきそうです。
ラーメンや蕎麦の場合、そんなことことしてたら、食べるスピードが遅くなってしまいますので、
食べ終わるのに時間がかかってしまいます。
それに、ラーメンや蕎麦は熱い方が美味しくて、冷めてしまうと美味しさが半減してしまいます。
音を立てでもすすって食べた方が、早いし美味しいというわけです。
スパゲッティはすすらないのはなぜ?
これは、文化の違いとも言えますが、スパゲッティはフォークでくるくる巻いて器用に食べます。
そうすることによって、ソースも多く一緒に口にはいりますし、時間がかからずに食べ切れるのです。
欧米は、「フォーク」の文化なんですね。
それと欧米のテーブルマナーは、基本的に音を立てずに食べます。
欧米のテーブルマナーは、貴族のもので元々は庶民のものではありません。
食べるのに丁度よい熱さで提供するのもマナーです。
それに対して、日本は「箸」の文化です。
箸でスパゲッティをくるくると器用に巻けませんよね。
箸で麺類を食べるとき、より美味しく食べる方法が音を立ててでも「すする」ということなのです。
ラーメンや蕎麦は、庶民のものであって
丁度よい温度で誰かが提供してくれるようなものではありません。
熱すぎれば、お茶だってすすります。
欧米のテーブルマナーのように「熱すぎるからやりなおし!」などとは言いません。
お気に召しましたら、一票(ワンクリック)下さい。ランキングに参加しておりますゆえ。
人気ブログランキング |
生活・文化ランキング |
|
Views: 1