TS抜きパソコンの弐号機を制作/その3
コード類を中天井から吊るす

前回、パソコンの『受け台』を制作したのですが、
これをちゃんと稼動させるためには、コード類を中天井から吊るしてやる必要があります。
今回は、そのやり方を披露します。

前回「TS抜きパソコンの弐号機を制作/その2 本体の受け台を製作」の続きになります。


サブメニュー
 [メインメニューに戻る]
<完成写真>
 [サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]

<準備>
 [サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
  • 材料
     [サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
    • 横受け(穴径13.3mm)
      • ステンレス製のもので丁度良いサイズが見当たらないので、
        クロムメッキのものを使う事に。
    • 丸パイプ(外径12.7mm/ステンレス)
      • 横受けの方が若干大きいので、外径13.0mmでも大丈夫だとは思うが、
        たまたま、サイズもあったし、念のため12.7mmを購入した。
    • タッピングねじ(皿頭/径2.6×14mm/ステンレス/写真撮り忘れ)
      • 横受けにネジが付属していたのだけれど、鉄製みたいなのですよ。
        錆びるのを嫌ってステンレス製のものを選択しました。
      • 長さ16mmだと、棚板を貫通してしまうので、14mmを選択しました。
        こういう中途半端なサイズのものが欲しい時は、
        ミスミ」がとても頼りになります。
  • 道具
     [サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
    • スケール
      • 寸法を測るのに使います。
      • 今回は、コンベックス型が使いやすいでしょう。
    • 赤鉛筆
      • 材料に寸法を書くのに使います。
      • 私のお気に入りの銘柄は、「三菱鉛筆」の「No.7700」です。
        芯が普通の赤鉛筆より硬く欠けづらいので、木面などに書きやすいです。
    • 鉛筆削(色鉛筆用)
      • 鉛筆削は、普通のものより色鉛筆用が良いです。
        普通のものより鈍角に削れる為、より芯が欠けづらくなります。
    • 超極細油性ペン(赤)
      • パイプに寸法を印すのに使います。
        赤鉛筆だと、書けません。
      • 写真に写っているものは、「ゼブラ」の「マッキーケア」です。
    • ポンチ
      • 空ける下穴の中心を穿ちます。
    • ミニルーター
    • ドリル刃(径1.8mm)
      • 下穴を空けるのに使います。
      • 下穴の径は、ネジの径の70%〜80%が目安です。
        材料の硬さや構造などによって、若干増減させます。
        今回の棚板は柔らかめなので、2.6mm×70%=18.2mmで
        近似値の1.8mmを使います。
    • ビニルテープ
      • 下穴を空ける時の深さの目安を印すのに使います。
    • ハサミ
      • 普通のハサミです。
      • ビニルテープを切るのに使います。
    • 電動ドライバドリル
    • +ビット(#1)
      • ネジ頭のサイズに合ったものを使いましょう。
    • パイプカッター
      • パイプを切る時に使う、特殊なカッターです。
    • 研磨紙(#400)
      • パイプの切断面にバリが出るので軽く研磨するのに使います。
    • アテゴム
      • 研摩紙を巻き付けて使います。
      • 平らに研摩したい時に使いますが、木片などでも代用できます。

<工程>
 [サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
  1. 棚板の裏側(天井になる側)に施工するので、外して裏返します。
  2. おおよそでもいいのですが、測って横受けを取り付ける位置を印します。
    1. まず、片方の横受けのネジの下穴の位置を出したら、
      棚板に対して直角になる位置に、
      反対側の横受けの下穴の位置を印します。
      (直角ではなく、敢えて斜めにするデザインもある)
    2. 位置が決まったら、横受けを合わせてみて、
      間違いがないか確認してみましょう。
  3. 印に沿って、ポンチで下穴の中心を穿ちます。
    • 棚板の集成材は柔らかいので、ハンマーで叩かなくても、
      手で持ってぐいっと押し付けるだけで凹みます。
  4. ミニルーターにドリル刃をセットする前に、深さの目安を記しましょう。
    • 下穴の深さは「有効長」になります。
      「有効長」とは、
      ネジの先が細っていますが、この部分を除いた長さです。
      つまり、同じ径が続いている長さです。
      今回のネジの場合、11〜12mm程度でしょうか。
    • 目安には、ビニールテープをドリル刃に貼り付けるのがよいでしょう。
      マスキングテープや養生テープなどは剥がれやすいので、
      すぐズレてしまいますから向きません。
  5. 準備ができたら、下穴を空けます。
  6. ここで、慌てて両方の横受けを取り付けてしまわないように。
    まず、片方だけ取り付けます。
  7. もう片方の取り付け位置に、取り付けていない横受けを合わせて、
    その長さを測ります。
    • 本来は、内〜内の寸法を測りたいところですが、無理なので
      外〜外の寸法を測って、
      横受けの「壁」の厚みを引いて計算してやります。
    • この時、注意したいのは、「壁」の厚みは
      ひとつではなく、ふたつだという事です。
      両側に横受けがありますから、その間にパイプを入れるのですから。
  8. 入れるパイプの長さが計算できたら、更に0.5〜1.0mm程度引いてやりましょう。
    • これは、若干の「遊び」があった方がすんなり収まるからです。
      ぴったりにしようとすると、収まりきらない事があります。
  9. 長さが完全に決まったところで、いよいよパイプを切ります。
    1. 寸法を測って、油性ペンで印を付けます。
    2. パイプカッターの使い方を文章で説明するのは難しいので、
      わからない方は、動画をググって見て下さい。
    3. 慌てて、深く切り込もうとしないで、
      ちょっとずつちょっとずつ切り込んでいくのがコツです。
  10. パイプが切れたら、研磨紙で軽く「バリ」を落としましょう。
  11. パイプを入れて、まだ固定していない横受けを合わせてみます。
    • ネジの下穴の位置が間違っていない事を確認します。
  12. まだ固定していない横受けをネジで固定します。
  13. これで、工程としては完成です。
    表替えして、棚板を元の場所に戻しましょう。

<使用>
 [サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
  • 使用方法は簡単で、フックなどでコード類を吊るしてやるだけです。
  • フックでなくても、
    ビニタイやポリタイ、タイラップ、面ファスナーなどを使ってもいいでしょう。
  • フックを使う場合は、ポリカーボネイト製のものを選んだ方が長持ちします。
    ポリプロピレン製のものは、何年後かに経年劣化でボロボロと崩れてしまいます。

<完成>
 [サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]

これで、前回作った「受け台」と組み合わせて、
パソコン本体の出し入れが楽にできるようになりました。
TS抜きパソコン初号機を作る時は、予想より遥かに何度も出し入れしましたからね。


<次回予告>
 [サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]

さて次回は、実際に「PLEX」の「PX-Q3PE4」をパソコンに組み込みます。
きっと、まだ先は長いですよ。
一筋縄ではいきませんから。

次回「TS抜きパソコンの弐号機を制作/その4 PLEX PX-Q3PE4を組み込む



お気に召しましたら、一票(ワンクリック)下さい。ランキングに参加しておりますゆえ。


人気ブログランキング

パソコンランキング

手作り・DIYランキング



Views: 1

20件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。