前回、パソコンの『受け台』を制作したのですが、
これをちゃんと稼動させるためには、コード類を中天井から吊るしてやる必要があります。
今回は、そのやり方を披露します。
前回「TS抜きパソコンの弐号機を制作/その2 本体の受け台を製作」の続きになります。
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<完成写真>
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<準備>
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材料[サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
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横受け(穴径13.3mm)
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ステンレス製のもので丁度良いサイズが見当たらないので、
クロムメッキのものを使う事に。
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ステンレス製のもので丁度良いサイズが見当たらないので、
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丸パイプ(外径12.7mm/ステンレス)
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横受けの方が若干大きいので、外径13.0mmでも大丈夫だとは思うが、
たまたま、サイズもあったし、念のため12.7mmを購入した。
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横受けの方が若干大きいので、外径13.0mmでも大丈夫だとは思うが、
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タッピングねじ(皿頭/径2.6×14mm/ステンレス/写真撮り忘れ)
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横受けにネジが付属していたのだけれど、鉄製みたいなのですよ。
錆びるのを嫌ってステンレス製のものを選択しました。 -
長さ16mmだと、棚板を貫通してしまうので、14mmを選択しました。
こういう中途半端なサイズのものが欲しい時は、
「ミスミ」がとても頼りになります。
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横受けにネジが付属していたのだけれど、鉄製みたいなのですよ。
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横受け(穴径13.3mm)
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道具[サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
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スケール
- 寸法を測るのに使います。
- 今回は、コンベックス型が使いやすいでしょう。
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赤鉛筆
- 材料に寸法を書くのに使います。
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私のお気に入りの銘柄は、「三菱鉛筆」の「No.7700」です。
芯が普通の赤鉛筆より硬く欠けづらいので、木面などに書きやすいです。
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鉛筆削(色鉛筆用)
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鉛筆削は、普通のものより色鉛筆用が良いです。
普通のものより鈍角に削れる為、より芯が欠けづらくなります。
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鉛筆削は、普通のものより色鉛筆用が良いです。
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超極細油性ペン(赤)
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パイプに寸法を印すのに使います。
赤鉛筆だと、書けません。 - 写真に写っているものは、「ゼブラ」の「マッキーケア」です。
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パイプに寸法を印すのに使います。
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ポンチ
- 空ける下穴の中心を穿ちます。
- ミニルーター
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ドリル刃(径1.8mm)
- 下穴を空けるのに使います。
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下穴の径は、ネジの径の70%〜80%が目安です。
材料の硬さや構造などによって、若干増減させます。
今回の棚板は柔らかめなので、2.6mm×70%=18.2mmで
近似値の1.8mmを使います。
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ビニルテープ
- 下穴を空ける時の深さの目安を印すのに使います。
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ハサミ
- 普通のハサミです。
- ビニルテープを切るのに使います。
- 電動ドライバドリル
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+ビット(#1)
- ネジ頭のサイズに合ったものを使いましょう。
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パイプカッター
- パイプを切る時に使う、特殊なカッターです。
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研磨紙(#400)
- パイプの切断面にバリが出るので軽く研磨するのに使います。
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アテゴム
- 研摩紙を巻き付けて使います。
- 平らに研摩したい時に使いますが、木片などでも代用できます。
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スケール
<工程>
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- 棚板の裏側(天井になる側)に施工するので、外して裏返します。
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おおよそでもいいのですが、測って横受けを取り付ける位置を印します。
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まず、片方の横受けのネジの下穴の位置を出したら、
棚板に対して直角になる位置に、
反対側の横受けの下穴の位置を印します。
(直角ではなく、敢えて斜めにするデザインもある) -
位置が決まったら、横受けを合わせてみて、
間違いがないか確認してみましょう。
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まず、片方の横受けのネジの下穴の位置を出したら、
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印に沿って、ポンチで下穴の中心を穿ちます。
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棚板の集成材は柔らかいので、ハンマーで叩かなくても、
手で持ってぐいっと押し付けるだけで凹みます。
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棚板の集成材は柔らかいので、ハンマーで叩かなくても、
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ミニルーターにドリル刃をセットする前に、深さの目安を記しましょう。
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下穴の深さは「有効長」になります。
「有効長」とは、
ネジの先が細っていますが、この部分を除いた長さです。
つまり、同じ径が続いている長さです。
今回のネジの場合、11〜12mm程度でしょうか。 -
目安には、ビニールテープをドリル刃に貼り付けるのがよいでしょう。
マスキングテープや養生テープなどは剥がれやすいので、
すぐズレてしまいますから向きません。
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下穴の深さは「有効長」になります。
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準備ができたら、下穴を空けます。
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ここで、慌てて両方の横受けを取り付けてしまわないように。
まず、片方だけ取り付けます。 -
もう片方の取り付け位置に、取り付けていない横受けを合わせて、
その長さを測ります。-
本来は、内〜内の寸法を測りたいところですが、無理なので
外〜外の寸法を測って、
横受けの「壁」の厚みを引いて計算してやります。 -
この時、注意したいのは、「壁」の厚みは
ひとつではなく、ふたつだという事です。
両側に横受けがありますから、その間にパイプを入れるのですから。
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本来は、内〜内の寸法を測りたいところですが、無理なので
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入れるパイプの長さが計算できたら、更に0.5〜1.0mm程度引いてやりましょう。
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これは、若干の「遊び」があった方がすんなり収まるからです。
ぴったりにしようとすると、収まりきらない事があります。
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これは、若干の「遊び」があった方がすんなり収まるからです。
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長さが完全に決まったところで、いよいよパイプを切ります。
- 寸法を測って、油性ペンで印を付けます。
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パイプカッターの使い方を文章で説明するのは難しいので、
わからない方は、動画をググって見て下さい。 -
慌てて、深く切り込もうとしないで、
ちょっとずつちょっとずつ切り込んでいくのがコツです。
- パイプが切れたら、研磨紙で軽く「バリ」を落としましょう。
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パイプを入れて、まだ固定していない横受けを合わせてみます。
- ネジの下穴の位置が間違っていない事を確認します。
- まだ固定していない横受けをネジで固定します。
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これで、工程としては完成です。
表替えして、棚板を元の場所に戻しましょう。
<使用>
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- 使用方法は簡単で、フックなどでコード類を吊るしてやるだけです。
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フックでなくても、
ビニタイやポリタイ、タイラップ、面ファスナーなどを使ってもいいでしょう。 -
フックを使う場合は、ポリカーボネイト製のものを選んだ方が長持ちします。
ポリプロピレン製のものは、何年後かに経年劣化でボロボロと崩れてしまいます。
<完成>
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裏返していて何も吊るしていない状態[サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
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コード類をぶら下げた状態(フック使用)[サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
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パソコンを収めた状態[サブメニューに戻る] [メインメニューに戻る]
これで、前回作った「受け台」と組み合わせて、
パソコン本体の出し入れが楽にできるようになりました。
TS抜きパソコン初号機を作る時は、予想より遥かに何度も出し入れしましたからね。
<次回予告>
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さて次回は、実際に「PLEX」の「PX-Q3PE4」をパソコンに組み込みます。
きっと、まだ先は長いですよ。
一筋縄ではいきませんから。
次回「TS抜きパソコンの弐号機を制作/その4 PLEX PX-Q3PE4を組み込む」
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